<円・人民元直接取引へ>日中間の貿易円滑化に期待 |
◇日本企業進出を後押し
日本政府は、中国との通貨の直接取引で、中国市場への日本企業の進出を後押しする。現在、ドルを介さずに元と直接レートを決められる通貨は、マレーシア・リンギット、ロシア・ルーブルのみ。日本円は、ドル以外の主要通貨で初めて元と直接レート決定できるようになる。また、中国本土以外で元の取引市場があるのは香港だけ。ロンドンやシンガポールが市場創設に名乗りを上げており、ロンドンは4月、外国で初めて人民元建て債券の取り扱いを始めた。日本も市場開設の準備を進めており、今回の直接取引実現で、一歩リードする形となる。さらに、取引量が拡大すれば、市場の透明化など、国際ルールの適用をより強く中国に促せるようにもなる。一方、中国は09年以降、元の国際化のペースを速め、元建ての貿易決済や投資の一部解禁に踏み切った。ドル建て中心では、中国の輸出企業が大きな為替リスクにさらされてしまうためだ。円との直接取引拡大も、ドル依存の軽減策の一環とみられる。【永井大介、北京・井出晋平】 ・・・ 平成24年5月27日(日)、毎日新聞 10時30分配信より
私のコメント : 国際会計基準における、その評価替えの差損益が、円と中国・人民元を直接交換する為替取引を、日中両国が6月にも始めることにより、発生すると予想される。その関係される企業におかれては、留意してもらいたい。ドルを介さずに元と直接レートを設定すること、今後、ドル決済するにあたり、大企業の中には、不都合が、出てくる会社 ・・・・ 等 と予想される。