<東証>489円安 米株下落と円高で |
12月の米雇用統計では、雇用者数の増加幅が市場予想を下回り、米景気の先行き不透明感が浮上。13日のニューヨーク株式市場でもダウ工業株30種平均が4日続落し、この間の下落幅は273ドル(1.7%)に達した。外国為替市場ではドルを売って円を買う動きが強まり、円相場は一時1ドル=102円台後半まで上昇し、約1カ月ぶりの円高水準を付けた。14日の東京市場もこの流れを引き継ぎ、輸出関連株や銀行株など幅広い銘柄で売りが先行した。
今回の株価急落について、市場では「日経平均が昨年末に9日連続上昇し、高値警戒感が出ていた中での短期的な調整」(第一生命経済研究所の藤代宏一氏)との見方が多い。米雇用の回復ペースの鈍化が一時的なら、株価も上昇基調を維持しそうだ。一方で「1月の米雇用統計が再び市場予想を大きく下回ると、中期的にも株安に傾く恐れがある」(大手証券)との指摘もある。【工藤昭久】
・・・平成26年1月14日(火)、毎日新聞 19時53分配信より
私のコメント : 前週末10日に発表された昨年12月の米雇用統計が市場予想を大きく下回り、米株安と円高・ドル安が進んだ。連休明け14日の東京株式市場は全面安となった。