来年9月までに開通 近畿道「田辺―すさみ」 |
国は14年度予算で、田辺―すさみ間の事業費として332億500万円を計上。これは当初予算としては過去最大。これまでの工事進ちょく状況を踏まえ、国体までに開通できると判断した。現在は各地で架設工事が進むなど最盛期に入っている。
田辺―すさみ間は暫定2車線で供用が始まり、将来的には4車線になる。通行料は無料。南紀田辺インターチェンジ(IC)以南では、上富田(上富田町朝来)▽白浜(白浜町十九渕)▽日置川(同町大古)▽すさみ西(すさみ町周参見)▽すさみ(同町江住)―の5カ所にICができる(いずれも仮称)。
ただ、整備局は「見通しは標準的な工程を想定した場合の目安で、変更の可能性がある」とも説明している。
今回の見通し発表について、田辺市の真砂充敏市長は「各自治体と関係機関が連携して実現するよう取り組んできた。物理的に間に合うのか心配していたので大変うれしい。国体も国体後も道を活用して地域振興や活性化につなげていきたい」と話した。
上富田町の小出隆道町長は「喜ばしいことだ。高速道路なしに地域の発展はない。都市部との交流が活発になれば地域経済も上向くはず」と期待し、すさみ町の岩田勉町長は「まずは尽力してくれた関係者に感謝したい。高速道路は『命の道』と言われるが、人命だけでなく町が生き残っていくという意味もあると思う。これまで以上に町の活性化や防災力向上に取り組んでいきたい」と話した。
紀伊半島を一周する高速道路をめぐっては、すさみ―串本間(19・2キロ)の事業が14年度に初めて予算がついた。新宮市と那智勝浦町を結ぶ道路(15・2キロ、一部開通済み)や、和歌山県と三重県にまたがる道路(2・4キロ)などでは事業が進んでいる。 ・・・ 平成26年4月25日、紀伊民報 配信より
私のコメント : 高速道路なしに各地域の発展はない。道路網の整備、まずは、大切です。