東出昌大:大河ドラマ「花燃ゆ」で久坂玄瑞役 命日に萩を訪れ決意新たに |
「花燃ゆ」は、幕末の長州藩士で思想家の吉田松陰の妹・文が主役のオリジナル作品。文は長州藩の尊皇攘夷(じょうい)派の中心人物・久坂玄瑞と結婚した。ドラマでは動乱の幕末の長州で、困難を乗り越えて、まっすぐに生きた文の生涯を描く。
18日に萩に着いたという東出さんは「街中を学芸員の方に案内していただいて、きれいな街並み、すてきな街だと感じている」と印象を語り、「萩は松下村塾とかいろいろ見ましたが、こういう(こぢんまりとした)街から明治維新で日本も引っ張る多くの人々が生まれたということに感動しています。その熱量というのはすごかったと思います」と感じ入った様子。
19日には墓参りも済ませ、「今日は久坂さんのところにあいさつに来て、この役をやらせていただきますという誓いを強くした」と久坂役を演じる決意を新たにし、「自分としては、古きよき世が好きですし、何か信念を持って一生懸命に生きる、頑張る姿を、現代にはない強さ、カッコよさを表現していきたい」と語った。
役作りについては「正直、本を読んだり、台本を少しずつ読んでいるが、想像を深めていっているところ」といい、一緒に萩を訪れた土屋勝裕チーフプロデューサーは「8月からロケをスタートする準備をしています。台本も徐々に上がってきています」と制作の進行状況を語った。
脚本はドラマ「1リットルの涙」などの大島里美さんと連続テレビ小説「ぴあの」などの宮村優子さんが担当。放送は2015年1月から。
・・・ 平成26年7月19日 毎日新聞 配信より