韓国と摩擦の恐れ…竹島文書など一部不開示判決 |
高世三郎裁判長は、島根県・竹島の問題などに関する文書について、「開示すれば韓国との無用な摩擦が生じ、日本が不利益を被る恐れがある」と指摘。1審・東京地裁判決が開示を命じた文書のうち48か所については、国の主張を認めて開示を取り消す判決を言い渡した。
問題となったのは、戦後補償や竹島問題、朝鮮半島の文化財返還に関する日本政府内の検討資料など348文書。市民団体側の情報公開請求に対し、外務省は文書中382か所を不開示としたが、2012年の1審判決は268か所について、「不開示とすべき国の安全確保に関する文書などに当たらない」などとして開示を命じた。
・・・ 平成26年7月26日、読売新聞 09時10分 配信より
私のコメント:1951年から65年にかけての日韓国交正常化交渉に関する外交文書について、日韓の市民団体メンバーが国に全面開示を求めた訴訟の控訴審判決が25日、東京高裁であり、裁判長は、島根県・竹島の問題などに関する文書について、「開示すれば韓国との無用な摩擦が生じ、日本が不利益を被る恐れがある」と指摘。1審・東京地裁判決が開示を命じた文書のうち48か所については、国の主張を認めて開示を取り消す判決を言い渡した。今後の進展についても、各関係機関におかれては、注目もしていきたいものである。