小渕経産相:政治資金疑惑 支持者に動揺 元秘書「先代からの目玉行事」 /群馬 |
かつて小渕恵三元首相の秘書だった男性は「東京での観劇は恵三先生の時代からの目玉行事だった」と振り返る。中選挙区時代の旧群馬3区は、福田康夫、中曽根康弘の両元首相、山口鶴男・元社会党書記長、小渕元首相が並び立つ「全国一の豪華キャスト選挙区」。しかし、元首相自身が「ビルの谷間のラーメン屋」と語っていたように、資金力は弱かった。観劇は小渕後援会の「見栄の場」だったが、地元秘書の間では「観劇費用を負担したら買収になる」というのが共通認識だった。会費を下げるため、バスは補助席まで使ったという。
小選挙区制が導入され、小渕元首相が他界した後、地元秘書は人数が減ったうえにベテランがほとんどいなくなった。今回発覚した不適切支出について元秘書の男性は「会計責任者は政治資金の知識が十分だったのだろうか」と心配そうに話した。後援会事務所には問い合わせが相次いでいる。
「家の前が国道だから、道路で待っているとバスが止まって乗せて行ってくれるんだ」。別の国会議員の後援会幹部を務めたことがある富岡市の男性(62)は「劇の入場料は団体貸し切りで、全館でいくらという価格設定。一般の入場料より安くできる。支払った額と、参加者から集めた額とで、あんなに開きがある理由が分からない」と首をかしげた。【増田勝彦、畑広志】
・・・ 毎日新聞 2014年10月18日 地方版より
私のコメント: かつて小渕恵三元首相の秘書だった男性は「東京での観劇は恵三先生の時代からの目玉行事だった」とのこと、今回の真相の解明は、沖縄県の関係者や内外の各方面からも求められていく。