「竹島の日」制定10年 国民に芽生える関心、国の本気度は見えず |
■閣僚は出席せず
「首相、関係閣僚が出席されないのは残念だが、政府代表が出席されることは歓迎したい」
17日、島根県が22日に松江市で開く「竹島の日」記念式典に松本洋平内閣府政務官の派遣が発表されたことを受け、溝口善兵衛知事は、そうコメントした。
式典は18年から毎年開かれており、内閣府政務官の派遣は25年から3年連続。だが、閣僚の出席はまたも見送られ、県が求める「竹島の日」の閣議決定や政府主催の式典開催も実現していない。
竹島の領有権をめぐる争いが始まってから60年余り。知事談話には苦難を生きた地元の思いがにじむ。
■過度の韓国配慮
竹島問題で常に矢面に立ってきたのが島根県だ。韓国が昭和27(1952)年に領海水域を一方的に設定して以降、島根の漁師ら日本漁船の拿捕(だほ)が相次いだ。豊かな漁場で知られる竹島周辺海域は、今も日本の漁船は近づくことができない。
「国に何とかしてくれとお願いしてきたが、なしのつぶてだった。これではいけないと思った」
元島根県議の倉井毅さん(73)は、「竹島の日」条例が成立した平成17年当時を振り返る。
県は、国に早期解決を繰り返し訴えていたが、日韓両国の間で経済や文化の交流が盛んになる一方で、この問題の解決は事実上棚上げにされていた。
だが、条例制定には、韓国だけでなく、国内からも反発があった。17年5月、中四国地方の県議会正副議長会に出席した倉井さんは、2県から「韓国との交流事業が一方的に中止されてしまった」と激しい口調で抗議を受けた。「日本固有の領土が不法占拠され、主権が侵害されている。交流事業とどちらが大切なのですか」。そう反論すると会場は静かになったが、韓国への過度の配慮と国家観の欠如に失望したという。
ただ、条例制定当初は足元の島根県でも竹島を正しく理解している人は多くはなかった。街頭インタビューに「(島根出身の元首相の)竹下(登)さんが所有する島のことですか?」と答える県民もいたほどで、危機感を持った県は積極的に啓発。「竹島問題研究会」を中心に情報発信に力を入れた結果、ふるさと納税を通した全国的な支援のほか、県政世論調査でも竹島の関心度が高まった。
溝口知事は「県が『竹島の日』を作って活動しなければ、問題が広く国民に知られることはなかった」と強調する。
■「わしらのもの」
「竹島は久見(くみ)のもの、わしらのもの」
隠岐の島町議の前田芳樹さん(63)は、竹島近海で戦前、漁を行っていた同町久見地区の祖父らの言葉を覚えている。
韓国の不法占拠が長く続く中、竹島での漁を知る人は、久見地区も含めてほとんどいなくなった。節目の年を迎えた今、前田さんは「政府は国際司法裁判所への単独提訴など、領有権について具体的な行動をしなければだめだ」と語る。
一方、島根県では、全国の有志約千人で作る市民団体「県土・竹島を守る会」も国会議員らに要望活動を続けている。竹島を担当する所轄部署が新設されるなど国の姿勢にも変化が見られるが、問題解決に向けた一層の取り組みを求める地元の声は強い。22日の記念式典に今年も政務官の派遣にとどまったことに対し、守る会の梶谷萬里子事務局長(68)は「国の本気度が伝わってこない」と話した。
竹島・竹島の日 島根県・隠岐諸島の北西約160キロの日本海にあり、2つの小島と岩礁からなる。日本は江戸初期から漁労地として利用し、明治38(1905)年1月に島根県への編入を閣議決定。これを受け、県は2月22日に編入を告示した。ところが、韓国の李承晩大統領が昭和27(1952)年に領海水域として「李承晩ライン」を一方的に設定し、竹島も組み入れた。韓国は29年から竹島に警備隊を常駐させて不法占拠を続けている。島根県は編入の決定・告示から100年の節目となる平成17年に条例で2月22日を「竹島の日」とすることを定め、翌年から毎年記念式典を開催している。 ・・・ 平成27年2月20日(金)、産経新聞 22:47配信より
私のコメント: 竹島関係者からのご活躍を祈る。平成27年2月22日(日)、午後8時、NHK大河ドラマ「花もゆ」、「熱血先生誕生! 日本一の塾から未来を作る人材続々」、今日、NHKより、その放映もされるが、吉田松陰先生が、吉田松陰先生の養母の実家 (萩市内 現在、国重要文化財 民家である) 本藩 毛利家 本陣にあたる 森田家 住宅に、その勉学に来られた歴史的な史実や状況、また、日本の農業、漁業、竹島や日本の各領土についても、盛んに、松下村塾生に、その重要性を命がけで、説かれた様子も、NHKよりは、放映されない模様である。
平成27年2月18日(水)、山口県教育庁 社会教育・文化財課 企画班 企画班長 西山貞世主査より「花燃ゆ」NHK担当者との対応に関し、私の勤務先、私の許へ連絡が入る。山口県教育庁 社会教育・文化財課 企画班 企画班長 西山貞世主査に対して私は、『NHK大河ドラマの 「花燃ゆ」における日本国民の関心が低く、視聴率が低迷している責任、山口県教育庁 社会教育・文化財課 企画班 企画班長 西山貞世主査からの私への対応によるものも、その一因ではないか。 等・・・』 と 吉田松陰先生が関係されていた歴史の史事実を上げ、助言をし、この件に関しての連絡文も私から、山口県教育庁 社会教育・文化財課 企画班 企画班長 西山貞世主査には、送信している。