【山梨県議選】「分裂自民」2議席減 |
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今回の県議選は、2月に後藤知事が就任してから初めて実施された。無投票6選挙区の11人を含む当選者の内訳は、現職29人、新人9人。党派別では、自民党12人(前回選挙14人)、民主党1人(同1人)、公明党1人(同1人)、共産党1人(同1人)=いずれも公認、無所属23人(同21人)。男女別では、男性37人、女性1人となった。
自民は、昨年12月の衆院選で県内全2選挙区で敗れ、県連4役が引責辞任したのに続き、今年1月の知事選と甲府市長選に独自候補を立てられず、民主出身の候補に相乗りするという厳しい状況が続いている。
県議選には挽回を期し、公認14人と推薦5人の計19人を擁立。しかし、公認のベテラン現職2人が議席を失ったほか、推薦した新人4人のうち初当選は1人にとどまり、前回の公認・推薦15人から微減となった。議会内の自民党系会派は2つに分裂しており、勢力図の変化が注目される。
民主は、衆院選山梨1区での勝利に続き、党出身者が知事と甲府市長に就いたことから党勢拡大の好機として臨んだ。推薦の新人が自民推薦の新人と一騎打ちになった韮崎市選挙区を制すなど、公認・推薦8人のうち7人が当選し、前回の公認・推薦6人より微増とした。当選者のうち推薦1人は社民党県連が重複推薦。
維新の党は、公認1人を擁立して初の議席獲得を目指したが、及ばなかった。公明党は、前回と同じ公認1人に加え、県本部推薦の1人が当選。共産党は、前回より1増の公認4人を立てたが、前回と同じ当選1人だった。 ・・・ 平成27年4月14日(火)、産経新聞 7時55分配信より
私のコメント: 山梨県において、自民は、昨年12月の衆院選においても、県内全2選挙区で敗れ、県連4役が引責辞任し、厳しい状況が続いている。関係者から、政治的な原因、要素については、注目もされている。
「小沢王国」県政奪回の好機…自民、平野氏支援
民主党政権で復興相を務めた平野達男参院議員(60)(無所属、岩手選挙区)は14日、盛岡市内で記者会見し、9月6日投開票の岩手県知事選に立候補する意向を表明した。
水面下で連携を模索していた自民党は14日、平野氏支援の方針を固めた。既に出馬表明している現職・達増拓也氏(50)に対しては、生活の党が支援するほか、民主党内にも推す声があり、事実上の与野党対決となる可能性が高まっている。
記者会見で平野氏は、「復興相として最前線に立った。その経験を生かせば復興を進められる自負はある」と述べ、東日本大震災からの復興の加速を訴えた。自民党の支援については「本当にありがたいことだ」と語った。
自民党にとって、岩手県知事選での勝利は悲願だ。
1995年以降、自民党は「相乗り」を除けば、生活の党の小沢共同代表(衆院岩手4区)が支援する候補に連敗している。県議会でも過半数を獲得できていないだけに、自民党は県内で知名度の高い平野氏の出馬に「『小沢王国』で県政を奪回する好機」(党幹部)と勢いづいている。 最終更新:4月15日(水)8時44分
・・・・平成27年4月15日(水)、読売新聞 8時44分配信より