TPPめぐる日米閣僚会談、決着持ち越し |
甘利氏とフロマン米通商代表部(USTR)代表の会談は内閣府で19日夜に始まり、21日午前3時すぎまで、実務者間の協議を含めて計15時間近くに及んだ。
甘利氏は21日午前の閣議後会見で、交渉について「意味ある前進をできた。解決されているわけではないが、次第に視界が明るくなってきたと言える」と説明。焦点となっていたコメと自動車分野では「距離は縮まっている」と述べた。
フロマン氏は会談後、記者団に「双方の隔たりは大幅に狭まったが、残された課題を最終的に解決するには作業を続けることが必要だ」と語った。
日本側交渉筋によると、米国側はこれまで約20万トンを求めてきた日本の米国産米の優遇的な輸入枠について、要求水準を引き下げてきたという。だが、日本側の主張する約5万トンより多く、折り合えてはいない。
日米両政府は21日以降も実務者協議を続け、改めて閣僚会談を開くことも検討する。並行して23日からは、米ワシントン近郊で参加12カ国の首席交渉官会合が開かれる。鶴岡公二首席交渉官は21日午前、日米交渉の進展などが「TPP交渉全体を進めるうえで大きな機運になる」と記者団に語った。(小林豪、鯨岡仁、編集委員・小山田研慈)
・・・ 2015年4月21日 朝日新聞 12時53分 配信より
私のコメント: 鶴岡公二首席交渉官は21日午前、日米交渉の進展などが「TPP交渉全体を進めるうえで大きな機運になる」と記者団に語り、今後の進展も、更に、関係者は、注目していかなければいけない。