宍道湖のシジミ、漁獲量トップ奪還 26年 資源管理実る |
同漁協によると、26年の宍道湖産シジミの漁獲量は3448トンで産地別でトップ。また、農林水産省の統計では、県別でも島根県(3622トン)が青森県(3350トン)を上回り1位となった。都道府県トップの座は、23年から青森県に奪われていた。
宍道湖漁協によると、宍道湖産シジミの漁獲量は22年まで20年連続で全国1位だったが、エサのケイ藻の減少などから激減。24年には最盛期の10分の1以下まで落ち込んだ。
漁協では、採る量や操業日数の制限など資源管理を強化していた。今後は新たに制作した宍道湖産ロゴマークののぼりやはっぴを使い、PRを強化する。原俊雄・宍道湖漁協組合長は「日本一に返り咲いたのは名誉なこと。だが、激減の原因は分かっておらず、(資源管理などの)取り組みを継続したい」と話した。 ・・・平成27年4月4月25日(土)、産経新聞 7時55分配信より
私のコメント :宍道(しんじ)湖といえばシジミ、シジミといえば宍道湖と言われるほど、長くシジミ漁獲量全国一を誇った宍道湖(島根県松江市、出雲市)が、東京・築地市場。シジミの取引量で、かつて宍道湖産はシェア2~3割を占めた。急転したのは2011年。前年秋に、稚貝などを含めた資源量が回復せず、品質と漁獲量が安定した青森産、価格の安い三重産に引き離された。今は1割に満たないqために、その危機感を強めた地元は首位奪還をめざしてあの手この手の復活策を講じ、ブランド力もアップしようと躍起だ。宍道湖産の漁獲量は、1973年には年間2万トンを誇った。だが、その後は右肩下がりで、2011年は2200トンとピーク時の10分の1。昨年まで、青森 十三湖に、その首位の座を譲っていた。島根県 魚業関係者の活躍を祈る。