森鴎外「舞姫」自筆原稿を一般公開へ 跡見学園女子大が購入 |
「舞姫」は、鴎外の初期の短編小説で明治23年に発表された。同大によると、自筆原稿は大正10年ごろ、出版社から処分されたとみられるものを古書店主が入手。その後、長らく個人が所蔵していたが、今年3月の国際稀覯本フェアに出品され、同大が約4600万円で購入した。同大の山田徹雄学長は「海外に流出する恐れもあり、できれば日本に置いておきたかった」と説明する。
原稿は丁寧な字で書かれているが、心の乱れを表すように文字が乱れている部分があり、鴎外研究の第一人者で、跡見学園理事長の山崎一穎(かずひで)さんは「活字では分からない鴎外の感情や、原稿を直した跡も見て取れる貴重な資料。今後、学術的な貢献にも生かしていきたい」と話している。(溝上健良) ・・・ 平成27年5月11日(月)、産経新聞 09:11 配信 より
私のコメント: 明治の文豪、森鴎外(1862~1922年) 代表作の一つ「舞姫」自筆原稿、跡見学園女子大(東京都文京区)が購入されて、今秋にも同区にある森鴎外記念館で一般公開することになった。今回、関係各分野 皆様方からのご尽力についても、感謝したい。