6月3日、佐藤栄作忌 |
佐藤栄作(1901年~1975年)
第61・62・63代内閣総理大臣。岸信介の実弟。ノーベル平和賞受賞。従一位大勲位。衆議院議員永年在職表彰受彰。戸籍上の表記は旧字体の「榮作」。総理大臣就任 期間 7年8ヶ月。
吉田茂首相と親交があり、第2次吉田内閣で非議員ながら入閣する。政治家として、「社会開発」「安定成長」「人間尊重」 等 といった、社会構想についても、ねりあげていった。
1964年7月、佐藤は池田勇人の三選阻止を掲げ、当時の自民党総裁選挙には、出馬した。しかし、藤山愛一郎も立候補されて、厳しい、派閥抗争が繰りひろげられた。同年11月、池田は、退し、実力者会談を経て、佐藤が自民党の後継総裁に指名され、総理大臣に就任した。
首相在任中は、ILO第八十七号条約批准、日本国と大韓民国との間の基本関係に関する条約(日韓基本条約)の批准、国民祝日法改正による敬老の日、体育の日、建国記念の日の制定、公害対策基本法の制定、小笠原諸島・沖縄の返還実現、日米安全保障条約自動延長、日米繊維摩擦の解決等を行なった。1967年12月11日、衆議院予算委員会の答弁に際し、非核三原則を表明、平和外交に大きな礎石を築いた。