“富士山ライブラリー”形成へ関連図書相互活用 静岡・山梨協定 |
連携協定締結式は山梨県立図書館で、静岡県立中央図書館の河原崎全(あきら)館長、山梨県立図書館の斎藤秀(すぐる)副館長らが出席して行われた。
協定書調印を前に河原崎館長は「両県には『富士山』という共通財産があり、これまで図書資料に関する連携がなかったことが不思議だ。今後、何ができるか研究するが、図書館職員の専門性を生かし、図書資料に関する情報を発信したい」とあいさつし、互いに刺激し合って関係図書の充実を図りたいとの方針を示した。斎藤副館長も平成24年3月に両図書館が災害時の相互応援協力で一致したことが連携のきっかけになったとした上で、「スムーズな連携を検討する中で、両図書館の富士山関連図書の有効利用に結びつける手法として協定案が浮上した」と説明した。
両図書館の連携事業に関しては、締結式後に立ち上げた連携推進協議会で検討していく。当面は両図書館が所有する関連資料のリスト化を進め、両県内の公立図書館で保有する富士山関連資料も含め、幅広い活用ができるシステムを構築する。
保有する図書は山梨県立図書館が約2千点。富士山信仰、噴火史、植物図鑑、伝記集、郷土史研究誌などがある。静岡県立中央図書館は約1200点を保有し、図書のほか、江戸時代に宝永噴火を描いた「富士山噴火絵図」や浮世絵をデジタル化した画像100点なども収蔵している。 ・・・ 平成27年6月3日(水)、産経新聞 7時55分配信より
私のコメント: 過去、文部省、文部科学省と私との間における 各 学術交渉 経緯と経過の関係もあり、静岡県立中央図書館(静岡市)、山梨県立図書館(甲府市) 関係者からの富士山信仰、噴火史、植物図鑑、伝記集、郷土史研究誌 デジタル化 配信に関して、江戸時代に宝永噴火を描いた「富士山噴火絵図」 等、関連図書の有効利用、そのご活躍・発展も祈る。