「日本ワイン」で地方創生 甲州題材に山梨県酒造組合の斎藤会長が講演 |
国内では現在、輸入ブドウ果汁を国内で混ぜて造る廉価なワインも含んで使われる「国産ワイン」と、中級価格帯以上の純国産ワインを「日本ワイン」として差別化しようという機運がある。山梨県で毎年、開催されている「国産ワインコンクール」が今年度から「日本ワインコンクール」と名称変更されたのも、こうした背景があるためだ。
関東農政局では、地域経済の活性化には、国内での醸造用ブドウの生産を質的、量的に向上させ、評価が高まっている日本ワインをさらに振興することが不可欠だとして、4月に日本ワインをテーマにした公開講座を開催。今回は第2弾として行われた。
この日の公開講座には、当初見込みの倍となる約200人の一般愛好家や業界関係者らが参加。国内のワインジャーナリストや新規生産者らが日本ワインの現状や新たなワイン造りの取り組みなどについて解説した。
シャトー・メルシャン(甲州市勝沼町)元工場長の斎藤会長は「山梨に於(お)ける甲州ワインの変遷」と題して講演。山梨県内の甲州ブドウの栽培面積や収穫量が減る一方、生産されるワインの品質は飛躍的に向上していることを指摘し、「かつては中庸な香味を指摘されたが、今では多様なタイプの甲州ワインが造られている。世界的な和食ブームもあり、海外からも評価されつつある」と説明した。
公開講座は、同日から都内で始まった初の試飲イベント「日本ワインMATSURI祭」(日本ワイナリー協会主催)に合わせて開催。イベントには18道府県から51ワイナリーが参加し、山梨県からは最多の19ワイナリーが出品し、各ブースは多くの来場者でにぎわった。イベントは7日まで開催され、多くの訪日者が見込まれる2020年東京五輪を見据え、継続的に行うことが計画されている。
公開講座を主催し、試飲イベントを後援する関東農政局の小林厚司次長は「日本ワインは生産者や農家の努力のおかげで消費者の人気が高まっている。原料となる国産ブドウの需要が高まれば、耕作放棄地の再生といった地方創生につながる」と話している。 ・・・平成27年6月6日(土)、産経新聞 7時55分配信より
私のコメント: 今、山梨県産のワインは、美味しい。また、南米 チリ産のワインもおいしい。今までに比べて、そのワインが、美味しくなるということは、・・・・・・。 チリ国の沖合 エルニーニョ現象に関しても、前回の発生時、慶應義塾大学 在学中、当時、私の恩師 西川俊作教授から、私への指摘があり、当時より、そのチリ国の沖合 エルニーニョ現象 等についても 継続、経過 観察してきた有識者として、私は、チリ国における地震・噴火山 と 山梨県産のワインのでき方 等との相関もあると推察している。山梨県の各 関係機関におかれては、今後も、注意がいる内容と感じている。