「伝説の新馬戦」で優勝したアンライバルド |
6月13日、東京競馬場で行われた2歳の新馬戦でトウショウドラフタが優勝した。この勝利が父アンライバルドにとっての初勝利となった。2013年生まれの2歳馬が初年度産駒(さんく)になるアンライバルドが実戦に送り出した3頭目がトウショウドラフタである。幸先のいいスタートといえる。
アンライバルドは競走馬としても幸先のいいスタートを切った。
2008年10月26日に京都競馬場であった2歳戦はいまだに「伝説の新馬戦」と呼ばれている。なぜ「伝説」なのか。後のタイトルホースが勢ぞろいしていたからだ。このレースで2着になったリーチザクラウンはきさらぎ賞とマイラーズCと二つの重賞レースを制し、2009年のダービーではロジユニヴァースの2着に食い込んだ。3着はブエナビスタ。通算23戦9勝。GIレース計6勝を挙げた歴史的な牝馬(ひんば)だった。4着のスリーロールスは2009年の菊花賞を制してみせた。5着のエーシンビートロンは2014年8月、ダート交流競走のサマーチャンピオン(佐賀競馬場)で優勝した。レベルの高い新馬戦だった。
そんな伝説のレースで優勝したのがアンライバルドだった。
アンライバルドは2006年4月13日、父ネオユニヴァース、母バレークイーンとの間に生まれた。兄のフサイチコンコルドは1996年のダービー優勝馬だ。デビュー前から期待されていた。
レベルの高いデビュー戦を快勝した後、次の京都2歳Sは3着に終わった。年が明けて3歳になると、アンライバルドの快進撃が始まる。若駒Sで自身2勝目を挙げると、皐月賞トライアルのスプリングSを制して重賞初制覇。3番人気で迎えた皐月賞では鮮やかな追い込みを決めて優勝。第69代皐月賞馬になった。勝ちタイムは中山競馬場の芝2000メートルで1分58秒7。歴代5位の優秀さだった。
ところが輝きは皐月賞で終わる。1番人気に支持されたダービーは12着惨敗。菊花賞も15着に終わった。皐月賞を最後に白星を飾ることはできず、故障も重なり、5歳の5月、金鯱賞(5着)を最後に現役を引退した。消化不良に終わった現役生活だったが、種牡馬としての再出発はとりあえずうまくいった。 (文 有吉正徳/ 朝日新聞デジタル「&M」) 朝日新聞社 ・・・ 平成27年6月18日(木)、朝日新聞 12時14分配信より
私のコメント: 最近になり、益田競馬が、盛んな往時を偲び、私は、島根県益田市 益田競馬場 跡地を見に行った。また 島根県益田市において、できる野菜やメロンも、美味しいので、購入して山口市まで帰った。益田市のゆめタウンにも、島根県 地元の美味しい各種類 野菜・果物 等が、展示、販売もされている。