阿蘇山噴火、道路で火山灰除去始まる 警戒レベル3維持 |
14日に噴火した熊本県の阿蘇山・中岳第1火口は、15日午前も噴煙を上げる状態が続き、噴火警戒レベルは3(入山規制)が維持されている。同県阿蘇市などの地元では、道路の火山灰除去作業が始まった。
福岡管区気象台によると、噴火は継続しており、午前9時ごろには乳白色の噴煙が火口縁から300メートルほどの高さまで上がっていた。火山性微動は、14日午前11時ごろ以降、小さくなっているという。
中岳火口から約2・8キロ離れた観光地・草千里ケ浜付近の県道では、15日午前9時過ぎから、県と国土交通省が路面清掃車3台による火山灰の除去作業を始めた。灰に覆われたセンターラインを見やすくしたり、車のスリップを防いだりするのが目的という。
草千里ケ浜の「阿蘇草千里乗馬クラブ」は、同日午前9時から営業を再開。東京都品川区の主婦神山寛子さん(29)は、噴煙を上げる火口をバックに、馬に乗って草原を巡った。「ここは全然、大丈夫。逆に貴重な体験ができました」と話した。
気象庁の降灰予想では、16日未明までに噴煙が高さ3千メートルに達する噴火が起きた場合、北西から西の方向にかけて30~80キロの範囲で灰が降り、小さな噴石は2~5キロの範囲に飛散する可能性があるという。(尾立史仁、江崎憲一、渡辺純子) ・・・ 平成27年9月15日(火)、朝日新聞 12時9分配信より
私のコメント: 気象庁の降灰予想では、16日未明までに噴煙が高さ3千メートルに達する噴火が起きた場合、北西から西の方向にかけて30~80キロの範囲で灰が降り、小さな噴石は2~5キロの範囲に飛散する可能性があるという。今後、噴煙が高さ3千メートルに達する噴火が起きた場合。飛行機の運航には、注意がいる。