巨大地震想定、南あわじ・福良で夜間避難訓練 住民導く屋外灯を実験 兵庫 |
夜に津波が発生しても住民をスムーズに避難所へ導くことが期待される「屋外LED避難誘導灯」などを使った夜間避難訓練が22日夜、南あわじ市福良地区で行われた。将来の発生が予想される南海トラフ巨大地震を想定した内容で、参加した住民約610人は「その日」に備え真剣な表情で訓練に臨んだ。
県の南海トラフ巨大地震被害想定では、福良地区には最大8・1メートルの津波が58分で到達すると予測されている。夜間に津波が襲来した場合、足元の視界が悪いことなどから避難の遅れが起こりやすく、昼間よりも大きな被害が予想される。
こうした事態を防ぐためパナソニックと神戸大学は「屋外LED避難誘導灯」と「LED避難場所表示灯」を研究中。実証実験も兼ね、今回の夜間避難訓練に投入された。
避難所名と距離を記した「LED誘導灯」は、住民に見えやすいよう避難路沿いの電柱などに取りつけて使用。「LED表示灯」は避難所屋上などに置き、遠くからでも位置が分かるようにする。バッテリーを搭載しているため停電時でも対応できる。
訓練は、午後7時ごろに南海トラフ巨大地震が発生し、福良地区で震度7を記録。大津波警報が出された-との想定で行われた。当日は誘導灯16基、表示灯2基が稼働。避難所のひとつ、市立福良小(同市福良乙)では住民ら約200人が続々と到着し、約30分で避難を完了した。大半が20分以内で避難しており、主婦の水谷千代ゑさん(80)は「誘導灯は小さいけれど、光るので小学校がどこにあるのか分かりやすかった」と話した。 ・・・ 平成27年11月24日(火)、産経新聞 7時55分配信より
私のコメント: 巨大地震想定、大津波警報が出された-との想定で行われた南あわじ・福良で夜間避難訓練、この度における兵庫県の避難訓練についても、それを参考にされ 各県の自治体関係者からの、今後のご活躍を祈る。