<マイナンバー汚職>厚労省が2人を懲戒免職、5人を戒告 |
厚生労働省は22日、マイナンバー制度関連事業を巡る汚職事件で収賄罪で起訴された情報政策担当参事官室室長補佐の中安一幸被告(46)を懲戒免職処分にした。また中安被告の同僚だった年金局の男性職員も業者から現金230万円を受け取ったなどとして懲戒免職処分にし、上司ら5人を戒告などの処分にした。再発防止のため省内に常設の監察チームを設置するという。
厚労省によると、中安被告はマイナンバー制度推進の施策に関する企画立案などを担当していた2011年11月、省が公募した事業に関する企画書の仕様を教えるなどした見返りに、東京都内のコンサルタント会社の役員から現金100万円を受け取ったとされる。11年4月から1年間、同社から毎月10万円の顧問料を受け取り、飲食接待やタクシー券の供与も受けたという。厚労省の調査に不正を認めている。
年金局の職員は今年9月まで中安被告と同じ情報政策担当参事官室に在籍。昨年6月から今年4月までの間、同じ会社から毎月約20万円、合計で230万円を受け取った。この職員は「借りた」と説明。既に返済したという。また、計20万~30万円の飲食代も支払わせていたという。
塩崎恭久厚労相は「痛切な反省をしなければいけない。行政に対する信頼を損ない、国民に心から深くおわびする」と述べた。【古関俊樹】 ・・・ 平成27年12月22日(火)、毎日新聞 13時0分配信より
私のコメント: 塩崎恭久厚労相は「痛切な反省をしなければいけない。行政に対する信頼を損ない、国民に心から深くおわびする」と述べたが、年金局の職員は今年9月まで中安被告と同じ情報政策担当参事官室に在籍もされている、この問題は、今後、更に、厚労省においては、それが、継続していく問題であると思われる。