揺れる自民に、各党も揺れ…小池氏と石原氏会談 |
都連会長の石原氏「参院選後に可否を判断」
東京都知事選に出馬表明している自民党衆院議員の小池百合子元防衛相(63)は5日、自民党都連会長の石原伸晃経済再生担当相と会談して推薦を依頼し、石原氏は10日投開票の参院選後に可否を判断すると伝えた。石原氏が小池氏の推薦可否について留保する考えを示し、自民党の候補者擁立は参院選後に先送りされる公算が大きくなった。民進党都連の動きもぶれが見える。都知事選告示まで10日を切ったが、各党はいまだ候補者を擁立できないでいる。 自民都連が出馬要請に動く増田氏は、自著で「東京への一極集中の弊害」を論じており、候補者として名前が挙がった当初は違和感を唱える自民都議もいた。それでも擁立論が高まる背景には、小池氏に対する都議側の強い警戒感がある。 小池氏は郵政民営化が争点になった2005年衆院選に「刺客」として東京10区に出馬した。大差で当選したものの、パフォーマンス重視の選挙戦が地元議員らの反感を買う場面もあった。今回の出馬表明も都議らに相談せず記者会見しており、都議には「あの行動を見ただけでもコントロールしにくい知事になるのは間違いない」との危惧が広がる。 都連幹部も都議の懸念に理解を示す。しかし、参院選投票を目前にして、小池氏の推薦依頼がある中で増田氏擁立を決めれば、党内分裂を印象付け、参院選に悪影響が出るとの指摘もある。「分裂選挙は避けるべきだ」との意見が根強い。 公明党は国政、都政で連携する自民の出方を待つ構えだが、都本部幹部は「保守が分裂すればどちらかを推すことはない」と話す。 一方、民進党都連の松原会長は2日、増田氏について「自民党が分裂選挙になれば、推しても自民との相乗りにはならない」としていたが、5日は「自民が熱心に働きかけている現段階では同調できない」と野党共闘を強調した。自民の動向を見ながらの選定作業という面は否めない。民進都議の強い要請を受け、軸として検討するとした長島氏は、慎重な姿勢を見せている。各候補者の出馬表明が告示直前になれば、都民が候補者の声を聴き、政策について検討する期間はそれだけ短くなる。【篠原成行】 ・・・ 平成28年7月5日(火) 毎日新聞 21時40分(最終更新 7月5日 21時42分) 配信より
私のコメント: 小池氏は 2005年衆院選に 東京10区に出馬、大差で当選した。パフォーマンス重視の選挙をされた。