川内原発:1号機定期検査で原子炉停止 新基準再稼働で初 |
九州電力は6日、定期検査のため川内(せんだい)原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)の原子炉を完全に停止させた。新規制基準で再稼働した原発が定期検査で運転を停止するのは初めて。国内で運転中の原発は、川内2号機と四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の2基となった。
九電は5日から原子炉の出力を低下させ、6日午前1時に発電機と送電系統を切り離して発電を停止し、定期検査を始めた。8日に原子炉のふたを取り外して点検を本格化させる。
九電は12月8日にも核分裂反応を抑える制御棒を原子炉から抜いて運転を再開する方針。11日には発電も再開し、来年1月6日に定期検査を終える予定。
また、九電は鹿児島県の三反園訓(みたぞの・さとし)知事の川内原発即時停止の要請などを受けて特別点検も先月から実施している。今後、知事が運転再開にどのような判断を示すか注目され、九電の計画通りに工程が進むかは不透明だ。
原子炉等規制法は営業運転への移行から13カ月以内に定期検査に入るよう求めている。川内1号機は2015年8月に新規制基準に基づき全国で初めて再稼働し、9月に営業運転に移行した。【尾垣和幸、浅川大樹】・・・ 平成28年10月6日(木)、毎日新聞 配信より
私のコメント: 九州電力は6日、定期検査のため川内(せんだい)原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)の原子炉を完全に停止させた。新規制基準で再稼働した原発が定期検査で運転を停止するのは初めて。川内1号機は2015年8月に新規制基準に基づき全国で初めて再稼働し、9月に営業運転に移行した。原子炉等規制法は営業運転への移行から13カ月以内に定期検査に入るよう求めている。