ロンドン株式市場=続落、ポンド高が重し |
ロンドン 19日 ロイター] - <株式指数>
終値 前日比 % 前営業日終値 コード FT100種
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ロンドン株式市場は続落して取引を終えた。ポンドが2016年10月以来、約6カ月半ぶりの高値圏で推移する中で、収益の大半を海外で上げている企業が多いFT100種は振るわなかった。
英国のメイ首相は前日、6月8日に総選挙を実施する意向を表明した。メイ氏が率いる保守党が議席数を増やせば、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)は混乱の少ない形で進むとの見方からポンドが買われた。世論調査によると保守党は最大野党・労働党の支持率を21%ポイント上回っている。議会はこの日、総選挙の実施を承認した。
石油大手のロイヤル・ダッチ・シェルとBPは2.2%と1.1%下落した。金・銀生産のフレスニロと金鉱大手のランドゴールド ・リソーシスはともに3%近い下げとなった。
高級品ブランドのバーバリーは7.9%安。FT100種で最も大きく値を下げた。1日の下落率としては15年10月以来の大きさだった。第4・四半期の比較可能なベースでの増収率がやや鈍化したことが嫌気された。
リベラムのアナリストらは投資家向けのメモで「英国の総選挙のニュースでポンドは大きく値上がりした。これが投票日まで続けば、為替が追い風となっているバーバリー株の値上がりはなくなる。比較的強いポジションにあるうちに利益確定売りを勧める」とした。
こうした中、英国内の景気に影響されやすい中型株で構成するFTSE250種<.FTMC>は0.62%上昇し、過去最高値の水準にある。
ヘンダーソンで英国株を担当するローラ・フォール氏は「中小型株はブレグジット投票の後、最も大きな打撃を受けた。ポンドが値上がりし、英国の消費者が持ちこたえれば、こうした株の追い風となる」とし、中型株の投資判断を「オーバーウェート」にしていることを明らかにした。
私たちの行動規範: トムソン・ロイター「信頼の原則」・・・ 2017年 04月 20日、ロイター 03:03 JST 配信より
私のコメント : 2017年 04月 20日 、リベラムのアナリストらは投資家向けのメモで「英国の総選挙のニュースでポンドは大きく値上がりした。比較的強いポジションにあるうちに、「中小型株はブレグジット投票の後、最も大きな打撃を受けた。ポンドが値上がりし、英国の消費者が持ちこたえれば、こうした株の追い風となる」として、売り、買いを勧めるアナリストもいる。