THAAD:費用巡り米韓大揺れ 米側「再交渉」に言及
【ソウル米村耕一】 在韓米軍への一部配備が始まった最新鋭迎撃システム「終末高高度防衛(THAAD)ミサイル」の費用負担を巡り、米国側が再交渉の考えを示し、韓国側は拒絶するなど立場の違いが明らかになっている。聯合ニュースによると、韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外相は1日、「(米国側の強調点は)合意の順守にある」と述べて沈静化を図ったが、韓国大統領選や新政権発足後のTHAAD配備を巡る議論にも大きな影響を与えそうだ。
発端はトランプ米大統領がロイター通信とのインタビューで「(THAAD配備費用の)10億ドル(約1117億円)は韓国に払ってほしい」と述べたことだ。慌てた韓国政府は米側と協議。青瓦台(大統領府)は4月30日、金寛鎮(キム・グァンジン)国家安保室長がホワイトハウスのマクマスター米大統領補佐官と電話協議し、韓国側が敷地や基盤施設工事を負担し、THAAD機材は米側の負担とするとの合意内容を「再確認した」と発表した。
ところが、マクマスター氏はその直後、米テレビで「われわれは大統領の言葉と矛盾することは言わない。韓国側に伝えたのは再交渉までは合意を守るということだ」と語った。北大西洋条約機構(NATO)や韓国など同盟国との基地費用負担を協議する際に、THAAD費用負担も改めて議論するとの趣旨だ。
これに対し、韓国国防省報道官は1日の定例会見で「すでに地位協定にも明記されており、再交渉の対象にはならない」と強く反発した。
混乱は大統領選にも飛び火。支持率トップを走る文在寅(ムン・ジェイン)氏の広報担当者は1日、もともと文氏がTHAAD配備に消極的だったこともあり「両政府間のピンポンゲームに国民は仰天している。配備決定過程にどんな裏合意があったのか明らかにすべきだ」と政府の対応を批判した。大統領選ではTHAAD支持を明確にしていた候補者の立場が難しくなる可能性が高く、費用負担の議論は2日の候補者討論会でも主要な争点の一つになるとみられる。
THAAD費用負担を巡る発言
4月27日 「10億ドルは韓国に払ってほしい」(トランプ氏)
28日 「(米国負担との)立場に変わりない」(韓国国防省)
同日 「韓国が払うのが適当だ」(トランプ氏)
30日 「合意は従来のままと再確認した」(韓国大統領府)
5月1日 「合意は有効だが再交渉する」(ホワイトハウス幹部)
同日 「再交渉はありえない」(韓国国防省)
・・・平成29年5月2日(火)、毎日新聞 2 時間前 配信より
私のコメント : 平成29年5月2日、在韓米軍への一部配備が始まった最新鋭迎撃システム「終末高高度防衛(THAAD)ミサイル」の費用負担を巡り、米国側が再交渉の考えを示し、韓国側は拒絶するなど立場の違いが明らかになっている。 現在、日米安保条約下、島根県 竹島問題 対応についても、一要因として、それが、現れ、始めてきていると思われる、日本 防衛省、日本 防衛大学校 関係者からは、その経過 観察 されいかれたいと願う、 ・・・
各 大学の関係者からも、経過の観察をされいかれたいと願う、 ・・・