【長野県南部地震】33年前の長野県西部地震の震源近くで発生 気象庁が注意喚起 |
長野県南部で25日午前7時2分に発生した震度5強の地震で、気象庁は同日午前9時から記者会見し、今回の地震が33年前に発生した「長野県西部地震」の震源近くで発生したことを明らかにした。同庁は「関連性は低い」とする一方、長野県周辺は「今回と同様の地震が発生しやすい地域」として注意を呼びかけている。
気象庁によると、25日午前7時2分に発生した地震では長野県王滝村と木曽町で最大震度5強を観測。震源の深さは当初、ごく浅いとしていたが、深さ7キロと更新し、地震の規模を示すマグニチュード(M)も当初発表の推定5・7から推定5・6に更新した。
今回の地震は内陸直下型で、発生メカニズムは西北西-東南東方向に押し付け合う圧力が働いたことによる。震源付近には境峠・神谷断層帯と木曽山脈西縁断層帯の2つの活断層帯があるが、震源から10〜20キロ離れており、同庁は「直接的な影響は考えにくい」と説明した。
昭和59年9月には、今回の地震の南西側5キロの御嶽山(3067メートル)南麓で最大震度6前後とみられるM6・8の長野県西部地震が発生。山の斜面崩壊や崖崩れが多数発生し、死者29人、家屋計87棟が全半壊や流失する被害が出ている。ただ、発生から長期間経過しており、今回の地震との関連性は低いと説明した。
一方、震源周辺では過去20年間にM4・5前後の地震が数回発生している。同庁地震津波監視課の松森敏幸課長は「長野県周辺は震源が浅い内陸型地震が発生しやすい地域。今回揺れが強かった地域では、今後約1週間は同程度の地震に注意が必要だ。雨が降りやすい時期なので土砂崩れなどにも気を付けてほしい」と話した。 ・・・ 平成29年6月25日(日)、産経新聞 配信より
私のコメント : 平成29年6月25日(日)、長野県南部で25日午前7時2分に発生した震度5強の地震で、気象庁は同日午前9時から記者会見し、今回の地震が33年前に発生した「長野県西部地震」の震源近くで発生したことを明らかにした。昭和59年9月には、今回の地震の南西側5キロの御嶽山(3067メートル)南麓で最大震度6前後とみられるM6・8の長野県西部地震が発生。山の斜面崩壊や崖崩れが多数発生し、死者29人、家屋計87棟が全半壊や流失する被害が出ている。原子力発電所施設、設備を有している地域は、今後、地震に関する情報、その注意をされていかれたいと願う。