<中央道・土砂崩れ>雨量基準以下 中日本、通行止めにせず |
8/20(日) 0:18配信
岐阜県瑞浪市の中央自動車道で18日夜に乗用車など7台が巻き込まれた土砂崩れで、同市内では降り始めからの連続雨量が基準値を下回り、中日本高速道路が通行止めの措置を取っていなかった。流れ込んだ大量の土砂の撤去は19日深夜に完了したが、沿道に土のうを置くなどの安全対策が必要で、瑞浪インターチェンジ(IC)-恵那IC間の上下線では終日通行止めが続いた。同社は早ければ20日の復旧を目指している。
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土砂は白っぽい粘土質の土で、道路脇の斜面の上方から崩れ落ち、上り線を最大で高さ約1.5メートル、幅約60メートルにわたって覆った。土砂崩れが起きた山林は同社の所有地ではなく、土留めなどの安全対策はできないという。高速道路との境界に大型の土のうを設置する形で対処する。土砂崩れの後、土砂に交じって樹脂製の袋が多く見つかった。同社が土砂崩れの原因を調べている。
佐々恭二・京大名誉教授(地滑り学)は「中央道は山中を縫って通っているので土砂崩れの危険性は常にある。現場ののり面は中日本高速の管理外なので、同社に責任はない」という。
名古屋地方気象台によると、瑞浪市では18日午前8~11時の間に1時間当たり50~60ミリの非常に激しい雨を記録したが、その後いったんやみ、夕方に再び短時間の激しい雨があったという。同社では降り始めからの連続雨量が270ミリを超えると通行止めの措置を取るが、18日は基準値以下だったため、担当者は「土砂崩れは想定していなかった」と話す。予報では、20日にも1時間に30~50ミリの激しい雨が降る可能性があるという。
岐阜県警や同社によると、土砂崩れは瑞浪市釜戸町の瑞浪IC-恵那IC間で18日午後9時半ごろに発生し、上り線を走行中の乗用車3台と大型トラック1台を巻き込んだ。さらに中央分離帯のガードレールを壊して下り線に達し、車3台に当たるなどした。
11人が病院に搬送され、うち上り線を走行していた乗用車2台の計6人がけがをした。1台は旅行中の大阪府の女性(42)と男児(7)が重傷、男性(43)と男児(11)が軽傷。もう1台は長野県に帰る途中の男性(45)と女性(43)が軽傷を負った。
同社は「大変ご迷惑をおかけし深くおわびする。東名高速道路や新東名高速道路の利用など広域迂回(うかい)の協力をお願いする」としている。【岡正勝、月足寛樹、山衛守剛】
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「まさか土砂崩れが」 中央道土砂崩れ 現地ルポ
8/19(土) 14:50配信
濃い緑の木々で覆われている山の一部が陥没したようにえぐれ、流出した白っぽい土砂が道をふさいでいた。中央自動車道上り線で発生した土砂崩れ事故。車4台が巻き込まれて6人が重軽傷を負ったものの、幸い死者は出なかった。一夜明けた19日、雨が上がって強い日差しに照らされた現場では、重機を使った復旧作業が急ピッチで進められた。(井上浩平、鈴木俊輔)
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「土砂が崩れて車が巻き込まれている」。18日午後9時半、中央道を走行中に事故を目撃した男性らから、緊迫した声で複数の119番が入った。
約30分後、岐阜県瑞浪市消防本部から応援要請を受けた恵那市消防本部の救助隊が最初に現場に到着。土砂は上りの2車線を完全にふさぎ、下り車線に押し流されたとみられる2台が、本来の進行方向とは違う向きで止まっていた。
同消防本部の隊員は「車外の安全な場所に退避している家族連れもいたが、けがのため意識レベルが低下し、車内で動けなくなった人もいた」と振り返る。
周囲には腐った土のような臭いが充満していた。瑞浪市消防本部の隊員は「生き埋めになっている人がいるかもしれないと必死だった」と振り返り、「結果的に犠牲者が出なくてよかった」と胸をなで下ろした。
近隣住民によると、現場周辺は土砂崩れが起きた18日の朝から断続的に強い雨が降っていた。無職の井上根(こん)さん(94)は「70年ほど住んでいるが、今年は特に雨が多いのでその影響ではないか」と話す。
土砂が崩れた山に入ったことがあるという、近くに住むアルバイト、足立俊秀さん(73)は「まさか、土砂崩れが起きるとは思わなかった」と語り、「山と中央道の間には土手とフェンスしかなかった。もっとしっかりした対策をしておくべきだったのではないか」と指摘した。
19日は快晴となったが、現場で崩れた土砂が押し流され、周辺の道路は至る所で大量の土で覆われていた。近くを流れる複数の川はいずれも増水。濁った水がしぶきを上げながら激しく流れ、冠水している場所もあった。また、中央道が通行止めになった影響で車は国道へ迂回(うかい)し、長い渋滞となっていた。
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・・平成29年8月19日(土)、産経新聞 配信より
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〔中央道〕岐阜県内で土砂流入 約34時間ぶり通行止め解除(20日8時現在)
8/20(日) 8:00配信
18日21:30頃、岐阜県瑞浪市釜戸町の中央自動車道で土砂流入が発生し、走行中の車両4台が土砂に巻き込まれました。11人が病院搬送され、うち6人が重軽傷を負っています。
NEXCO中日本などによると、流入した多量の白い粘土質の土など堆積物の除去作業が難航していましたが、破損したガードレールの修復や路面の清掃など、一連の応急復旧工事が完了し、上下線の恵那IC~瑞浪IC間での通行止めは、発生から約34時間後の20日08:00までに解除されています。 レスキューナウ ・・平成29年8月20日(日)、レスキューナウ 配信より
私のコメント : 平成29年8月20日(日)、「2017年 中国地方合同ハムの集いin 山口」が、山口県山口市 「防長苑」で開催され、一般社団法人 日本アマチュア無線連盟 会長 高尾義則様より、東邦大学 薬学部における 「災害時におけるアマチュア無線の役割」、薬学部 学生へ向けての講義 内容 等についても、「2017年 中国地方合同ハムの集いin 山口」の参加者は、拝聴することもできた。私は、私の学生時代に、東京都内 (東京都 大田区 大森西) 東邦大学 医学部生との親交 等 もあり、東京都 近郊にある 東邦大学 講義 内容は、一際、理解することができた。