島根原発事故想定の防災訓練 |
11月19日 18時37分
松江市にある中国電力島根原子力発電所で重大事故が起きたという想定で島根県などが行う防災訓練で、2日目の19日は原発から30キロ圏内の住民が広域避難をする訓練に取り組みました。訓練は、島根原発の事故で放射性物質が漏れ出し、松江市や出雲市など、原発から30キロ圏内に住む一部地域の住民に避難指示が出されたという想定で行われました。このうち松江市の白潟地区では19日朝、緊急速報メールなどで避難開始の指示が出されると、一時集結所にマスクや手袋をつけた人が集まり、島根県の避難計画に基づき120キロほど離れた県西部の邑南町に向かいました。その途中でからだや車に放射性物質が付着していないかを調べる「スクリーニング検査」の訓練も行われ、自衛隊が特別な車両を使ってバスに向かって放水し放射性物質を洗い流していました。松江市白潟地区の住民は避難開始からおよそ4時間後、邑南町の避難所に到着し、町の職員らの誘導で施設に入ったあと名簿に名前や年齢、病気の有無などを記入しました。また、町の職員が代表4人を集めて避難所のルールを説明し、プライバシーを守るために設けられた個室の利用方法の確認や、喫煙場所の設定などを行っていました。訓練に参加した男性は「実際に事故が起きれば渋滞が発生するでしょうし、避難所での生活は想像がつかないです。ただ、訓練を通じて、心構えはしなければならないと感じました」と話していました。また、邑南町危機管理室の大田真司室長は、「邑南町は原発から離れているためふだんは危機意識を感じにくいが、避難者が来る訓練を通して身をもって災害の怖さを感じた。それぞれの避難施設での職員配置などを順次検証し整えていきたい」と話していました。一方、19日の訓練では、出雲市の一部で緊急速報メールの配信が30分ほど遅れるトラブルがあり、県が原因について調べています。 ・・・平成29年11月19日、 島根 NEWS WEB 18時37分 配信より
私のコメント :平成29年11月19日、松江市にある中国電力島根原子力発電所で重大事故が起きたという想定で島根県などが行う防災訓練で、原発から30キロ圏内の住民が広域 避難訓練の取り組みがおこなわれた。その際、訓練に参加した男性は「実際に事故が起きれば渋滞が発生するでしょうし、避難所での生活は想像がつかないです。ただ、訓練を通じて、心構えはしなければならないと感じました」と話した。