今年2月に亡くなった西郷輝彦さんをしのぶ会が、今月18日、ふるさとの鹿児島市で開かれ、1350人が別れを惜しみました。高校を中退した西郷さんに57年ぶりに卒業証書が贈られるなど、感動に包まれたしのぶ会を振り返ります。

(記者)「鹿児島のファンの熱い思いがきっかけになって実現した西郷輝彦さんをしのぶ会。午後3時の開始を前にたくさんの人が訪れています」

しのぶ会は、早い時間からたくさんの人が訪れたことから、予定を30分早めて開かれました。笑顔の写真が飾られた祭壇を前にファンたちは献花をして、2月20日に75歳で亡くなった西郷さんをしのんでいました。

■「青春のスター」18歳のファンも
(大阪市・70代)「中2の時からファン。私の青春ですね。青春そのものです」
(霧島市・70代)「青春時代の真っただ中の思い出の人。もったいない!惜しい!」
18歳のファンも千葉から

(千葉県・18歳)「祖母が西郷さんの大ファンで、私も一緒に見ているうちに好きになってしまって」

(長崎県から来たファン)「これは大阪の梅田コマのコンサート。レコードも全部集めました」
西郷さんの車 ナンバーは35

■家族も出席 サプライズの贈り物も

西郷さんの妻・今川明子さんと長女の貴恵さん、三女の宇宙さんも出席し、訪れた人たちと言葉を交わしていました。

そして、思わぬ贈り物が…。あいさつに来た鹿児島商業高校の校長から差し出されたのは…西郷さんの卒業証書でした。

1964年に17歳でデビューした西郷さんは、鹿児島商業を1年の時に中退していました。生前、後輩の激励などで母校を訪れた西郷さんは「卒業証書が欲しかった」とたびたび話していたということで、今回特別に卒業証書が手渡されました。同級生と一緒に卒業したとすれば、57年ぶりの卒業証書ということになります

(鹿商・堀之内尚郎校長)「鹿商のために、これまでもたいへんご支援やご尽力をいただいておりまして。生前、社会貢献活動もされておられるので、ぜひこの折りにそういったことも考えて卒業証書を贈らせていただきたい」

西郷さんの妻 今川明子さんも涙

■写真や衣装も展示

懐かしいヒット曲が流れる中、歌手や俳優として活躍していた頃の写真や衣装も展示されました。会を主催した鹿児島の後援会・薩輝会が集めたものです。

(薩輝会・東福彰一さん)「私は西郷さん一筋です。年代も一緒だったし」

東福彰一さん
桜島での映画ロケの写真 東福さんが撮った

3時間半にわたって続いた会の出席者は1350人。最後まで熱気に包まれていました。

(今川明子夫人)「ふるさとの皆さんにこんなに愛されていたんだな、とすごく感じてうれしかった」

(長女・貴恵さん「皆さん、本当に父に強い思いを持って下さっていてうれしい」

(三女・宇宙さん)「私たちが知らなかった父の思い出が語られ、素敵な機会を与えていただいて幸せでした」

(薩輝会・伊牟田均会長)「非常にたくさんの関係者、ファンが来られて感無量。やってよかった」

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