第94回全国高校野球:東海大甲府、先制で16強 2年生が活躍 /山梨 |
▽2回戦
東海大甲府 001010110=4
龍谷大平安 000010001=2
「打ち合いになることは覚悟している」。試合前に、新海亮人主将(3年)はそう話した後、「それでも打ち負けないし先制する」と力強く語った。一回裏、エース神原友投手(3年)が3人で抑えた。二回裏には、新海主将と渡辺諒選手(2年)が二遊間で堅い守りを見せ、併殺で相手の好機を断った。守備でリズムを作り、打撃へつなげるプレーができた。好機はすぐにやってきた。三回表1死二塁、山本瞬選手(2年)が、初球を逆らわず左越えの適時二塁打を放ち、先制点を決める。俊足の渡辺選手は二塁から悠々と生還した。三塁側アルプス席で応援した山本選手の父仁さん(40)は「浮かれずにこの後もプレーしてほしい」と喜んだ。直後の三回裏、龍谷大平安の基村侑也選手(3年)に二塁打を放たれたが、石井信次郎捕手(3年)が飛び出した基村選手を強肩で刺してアウト。三塁側アルプス席は拍手とメガホンを打ち鳴らす音が響き渡った。龍谷大平安も粘りを見せ、五回裏に長短打と平城拓郎選手(3年)の犠打で1点を返された。三塁側アルプス席からは「まだまだこれから。打線が打ってくれるから」と声援が飛んだ。七回表2死から渡辺選手が「追加点につながれば」と振り抜いた打球は左翼スタンドに。スタンドから見守った母文子さん(45)は「いいところで打ってくれた。あとはしっかり守り抜いてほしい」と目を細めた。相手4番の高橋大樹選手はプロ注目のスラッガー。神原投手は走者を背負いながら3度対戦し、三振と内野ゴロに打ち取った。「勝ち進むごとに相手は強くなっていく。次も勝って8強入りする」。試合後、神原投手は意気込みを語った。
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■球音
◇3人で勝ち続けたい--東海大甲府・石井信次郎捕手(3年)
無安打で終わった試合を振り返り「攻撃で活躍できていないが、守備では貢献できた」と話した。三回裏、二塁の相手走者が犠打を意識し、塁から離れているのを察知。強肩を生かしてアウトにし、相手チームにつけいるすきを与えなかった。高校進学の際、進路に迷った。小学校から共に野球をしてきた田中隆太選手(3年)と木下樹選手(3年)に「東海大甲府に行こうかな」とメールを送ると、2人から「なら俺も」と返信があり、入学を決めた。「3人で甲子園に行こう」と、強い思いを持って厳しい練習に耐えてきた。入学当初、寮生活に慣れることができず、3人で「つらい」「練習が厳しい」と愚痴を言い合った。冬季練習で学校から昇仙峡まで約16キロの走り込みでは、走ることが苦手でいつも下位だったが、田中選手らの「がんばれ」の声で走り切ることができた。捕手は高校から本格的に始めた。失敗続きで配球ミスで10点以上取られたこともある。試合でヒットを打たれながら、少しずつ成長してきた。「勝ち続ける。甲子園で田中がヒットを打って、木下が投げるのを見たいから」 8月18日 朝刊 ・・・平成24年8月18日(土)、毎日新聞 10時51分配信より
私のコメント : 東海大甲府・石井信次郎捕手は、強肩でも知られている。エース 神原友投手の活躍も、注目される。19日、第4試合で宇部鴻城(山口)と対戦は、両チームにとって、好ゲームになると感じる。



































