今月から直通便、通年運行 一畑電車、出雲市~出雲大社前駅 島根 |
島根県の宍道湖北岸を走り、松江市と出雲市をつなぐ一畑電車(本社・出雲市)の利用促進を図るため、6年半ぶりに大幅なダイヤ改正が行われた。今月から電鉄出雲市駅~出雲大社前駅間に直通特急便を休日(土日、祝日)に2往復5便を初めて通年運行させている。新ダイヤは5月10日の出雲大社の大遷宮を控え、若い女性グループの旅行客をターゲットに、JRとの接続時間も考慮した。同電車の谷口学・運輸営業部長は「新年度は出雲大社で60年ぶりの大遷宮を迎え、追い風になる」と営業効果に期待。ダイヤ改正では、電鉄出雲市駅~出雲大社前駅間のほか、松江しんじ湖温泉駅~出雲大社前駅間を休日に7往復15便を通年運行する。また、両市が策定した同電車連携計画の検証委員会が出雲市で開かれ、6委員らが出席。平成24年度の利用客は139万人(前年度対比約2万2千人増)と報告された。今年度の鉄道模型などグッズ販売や遷宮記念乗車券発売など新規25事業についても協議。鉄道ジャーナリストの鈴木文彦さんは「一畑電車が実施主体になっているものばかり。住民が参加意識を持ち、一緒にできるものを考える必要がある」と助言した。同電車は昭和40年代、約600万人の利用客があったが、車社会の影響で年々減少。平成17年度には150万人を切り、ピーク時の約4分の1まで落ち込み、赤字経営が続いている。 ・・・ 平成25年4月17日(水)、産経新聞 7時55分配信より
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島根原発:事故時、県庁機能を出雲市へ 災害対応、2600人一斉移動 /島根
県は15日、中国電力島根原発(松江市鹿島町片句)で重大事故が起きた場合、県庁機能を県立浜山体育館(出雲市大社町北荒木)に、事故対応の拠点となるオフサイトセンターを県出雲合同庁舎(同市大津町)にそれぞれ移す方針を決めた。県の本庁舎、オフサイトセンターとも島根原発から約8・5キロ地点の松江市中心部にあるが、移設先はそれぞれ約31キロ、28キロ離れることになる。県は全国で唯一、県庁所在地に原発が立地。東京電力福島第1原発事故以降、原発の半径30キロ圏外での代替施設設置が原則求められたため、重大事故時に県庁とオフサイトセンターをどこに移転させるかが課題となっていた。県原子力安全対策課によると、浜山体育館には災害対応業務の拠点を設置。本庁舎などから約2600人が一斉に移動する。出雲合同庁舎は防災行政無線など通信手段が整備済みで、複数の会議室が確保可能。交通利便性も考慮してオフサイトセンターの代替施設として整備を決めた。県災害対策本部も同時に移転する。山崎功・同課長は「整備費用は国と相談していきたい」と説明。年度内に国の全額補助で出雲合同庁舎に排気施設やフィルター付き換気扇など放射線防護対策を施す。【曽根田和久】 4月16日朝刊 ・・・平成25年4月16日(火)、毎日新聞 15時48分配信より
私のコメント : 一畑電車は昭和40年代、約600万人の利用客があったが、平成17年度には150万人を切り、ピーク時の約4分の1まで落ち込み、赤字経営が続いている。出雲大社の大遷宮を控え、島根県内の百貨店、大型商業集積施設における集客も、今後、注目されていく。