震災後初「原発ゼロ」の冬…節電スタート 値上げで“疲労感”訴える企業も |
◆省エネ意識浸透
関電によると、電力需要が最も高いと見込む来年2月の管内予想は、供給力2655万キロワットに対し需要が2576万キロワット。供給力の余裕を示す「予備率」は安定供給に最低限必要な水準(3%)を確保したが、火力発電設備のトラブルが発生すれば需給逼迫(ひっぱく)の恐れがある。
ただ、夏冬シーズンで通算6回目の節電ということもあり、節電体制を築きつつある企業も目立つ。
関西の私鉄各社は駅構内のエスカレーターや券売機の一部停止などを実施。阪急電鉄は2日朝、阪急梅田駅(大阪市北区)構内のエスカレーター12台のうち4台を止めた。節電期間中(来年3月31日まで)の平日午前10時~午後3時に停止させ、不要な照明も消灯する。
車両の省エネ化も進める。今年11月28日から神戸線で運行を始めた新型車両「1000系」は消費電力が既存車両の半分という。
大丸梅田店(大阪市北区)の売り場では今冬、照明の発光ダイオード(LED)化により、一部消灯は実施しない。近鉄百貨店も全店舗で売り場の照明をほぼLEDに切り替え、消灯などを見送る。近鉄百担当者は「度重なる節電で省エネ意識が身についてきた」と自信を見せる。
◆悩みは電気代?
一方、関電が今年4月に踏み切った電気料金値上げによる収益圧迫で、疲労感がたまる企業もある。
南海電気鉄道(単体)は、今年4~9月の電気料金が昨年同期比で3億7千万円も増加。近畿日本鉄道は平成25年度の電気料金が前年度比16億円、JR西日本も同80億円、それぞれ負担増となる見通しだ。「値上げだけは、自力ではどうにもできない」(私鉄幹部)と無力感が漂う。
景気改善で企業の電力需要が高まる中、大手製造業も同じ悩みを抱える。パナソニックは「電気代のコストは利益に直結する」と不安を隠せない。 ・・・ 平成25年12月2日(月)、産経新聞 15時15分配信より
私のコメント : 火力発電設備の整備、新規設立が、各電力会社においては急がれる。

































