総雨量南部最大500ミリ予想 台風8号 あす未明にも接近 和歌山 |
同気象台によると、台風8号が予想通りに進んだ場合、次第に進路を東に変え、勢力は弱まるものの暴風域を維持しながら本州南岸を東に進む見込み。県に接近する11日未明から朝にかけては、南部が暴風域に入る恐れがあるほか、北寄りに進路を取った場合には北部も暴風域に入る可能性があるという。
雨については、台風からの湿った空気の影響で南部を中心に非常に激しい雨が降る恐れがあり、9日午前7時の降り始めからの総雨量は南部で300~500ミリ、北部でも100~200ミリと予想。特に紀伊半島南東側では降り始めからの総雨量が500ミリに達する恐れがあるという。1時間の最大雨量は南部で50ミリ、北部で30ミリとしている。
一方、風については、最大風速は南部の陸上で20メートル、海上では25メートル、波についても7メートルの大しけになるという。同気象台は「南部を中心に、土砂災害や河川の氾濫などに十分警戒してほしい」としている。
台風の影響で交通機関にも乱れが生じている。和歌山市と徳島市を結ぶ南海フェリーでは、9日午後に上下計6便が欠航。10日は上下便が終日欠航となるという。空の便では、南紀白浜空港で9日、午後の1便が欠航となった。
・・・ 平成26年7月10日(木)、産経新聞 7時55分配信より