広島被災地に救護班 日赤(高知)県支部 |
豪雨に伴う大規模土砂災害が起こった広島市北部の被災地支援のため、日本赤十字社県支部は1日、7人でつくる救護班を同市に派遣した。救護班は夜間、避難所となっている小学校で被災者の治療や心のケアにあたる。同支部が救護班を派遣するのは、東日本大震災以来という。
派遣されたのは医師1人、看護師3人、薬剤師1人、事務職員2人。救急車と指揮車で広島市入りし、同市安佐北区の小学校を拠点に、計3か所の避難所で、他の救護班と連携して1、2日、午後5時~翌朝9時、診療などを行う。
1日朝、高知赤十字病院で行われた出発式では、中村文雄事務局長が「現在も約1000人が避難生活を続けている。被災者のサポートをお願いします」と激励。中村章一郎院長も「東日本大震災や、日頃の災害救助訓練の経験を生かしてほしい」と述べた。
救護班長を務める同病院救急救命センターの山崎浩史医師は、「病気やけがの治療だけでなく、日中の疲れを癒やしたり、心のケアに取り組んだりして、被災者に寄り添うことを心がけたい」と話した。
・・・ 平成26年9月2日(火)、読売新聞 配信より