<日本シリーズ>中村がサヨナラ3ラン、タカ日本一に王手 |
ソフトバンクが一回に松田の適時打で2点を先制したが、阪神が3回に同点に追いついた。その後は両チームとも無得点が続き、2-2のまま延長戦へ。延長十回、ソフトバンクは2死一、二塁で、阪神の守護神、呉昇桓から中村が右越えにサヨナラ3点本塁打を放って決着をつけた。第5戦は、同球場で、30日午後6時半から行われる。
◇不振に苦しんでいた中村が結果
不動の4番・李大浩が負傷交代するアクシデントに見舞われたソフトバンク。だが、今シリーズ不振に苦しんでいた中村が豪快なサヨナラアーチをかけた。中村は「ポストシーズンで結果を出せてなかったので、何とか打ちたかった」と淡々と振り返った。
三回に追いつかれて迎えた延長十回。2死一、二塁で相手の守護神の呉昇桓に追い込まれた。だが、ファウルで粘った末に内角に甘く入った球をフルスイング。「切れなくて良かった」と言う打球は右翼ポール際へと消えた。
必死につないだ結果だった。先頭打者の明石がしぶとく四球を選んで出塁すると、李大浩に代わって4番に入った本多が絶妙のバントで藤井の野選を誘ってチャンスを広げた。シーズン中も故障者を補ってきた明石、骨折でやっと日本シリーズに間に合った本多がお膳立てした舞台で、パの最多安打のタイトルホルダーがきっちり仕事をした。
選手会長の松田は7月に右手指を骨折して約2カ月間、戦線を離脱。打の中心の内川も臀部(でんぶ)の痛みで交流戦期間中に約1カ月、1軍を離れた。内野守備の要でもある本多も同じ。だが、主力に故障者が相次いでも、カバーしてリーグを制覇。シリーズの大事な一戦でも、主砲の交代をカバーできる層の厚さで、3年ぶりの日本一に王手をかけた。【飯山太郎】
・・・ 平成26年10月29日(水)、毎日新聞 22時28分配信より
私のコメント: 日本シリーズはどちらかが4勝した時点で終了する。東京六大学野球 神宮球場における慶早戦における今秋、野球試合も楽しみである。