AIIBに日本、慎重姿勢崩さず 欧米と意見調整も |
「日本の意見を求められたら、今まで通りの話をするだけ」。麻生太郎財務相は14日の閣議後会見で、G20でAIIBが議題となった際の対応について、あくまで参加に慎重な立場を貫くと強調した。
世界全体の経済成長を掲げるG20は、2月会合の共同声明に「低所得途上国のインフラに対するニーズを満たす、プロジェクト計画を強化するための政策措置を強調する」との文言を盛り込んでおり、成長のエンジンとしてのインフラ開発に期待する。
実際、アジア全体のインフラ需要は年間約7500億ドルともされ、既存の国際金融では賄いきれない。各国がAIIBに雪崩を打って参加表明したのも、世界経済における中国の影響力だけでなく、AIIBの“大義名分”が否定できないといった面も大きい。
こうした中、3月までの参加表明を見送った日本にとっても、G20の舞台は関係国との意思疎通を図る機会だ。これまでも会期中には先進7カ国(G7)会合が開かれるケースが少なくなく、会合が開かれればAIIB参加を表明した欧州勢とも、直接の意見すりあわせが可能になる。
6月に予定される設立協定の署名を前に、中国の権限拡大を懸念するアジアの一部からは、日本の参加を求める声が上がっている。政府はG20以外にも、4月下旬の日米首脳会談、5月のアジア開発銀行総会などでの意見交換も踏まえ、大局的に参加を判断する。(佐久間修志) ・・・ 平成27年4月15日(水)、産経新聞 7時55分配信より
私のコメント: 日本を取り巻くエネルギー問題についても、AIIBに参加される国 そのエネルギー環境 状態・状況と異なっているという現況、日本の国民は、理解しなければいけない。「日本の意見を求められたら、今まで通りの話をするだけ」。麻生太郎財務相は14日の閣議後会見で、G20でAIIBが議題となった際の対応について、あくまで参加に慎重な立場を貫くと強調されている内容、現況において、私は、麻生太郎財務相を支持する。