<蔵王山>山形市が暫定避難計画を発表 |
計画では、市は気象台による噴火警報発令後、下谷柏(2世帯9人)、片谷地(20世帯49人)両地区に避難準備情報、避難指示を出す。両地区から約500メートル離れた中学校に避難所を開設する。自力で避難できない要支援者は3人で、地区内で協力して避難させる。
情報は緊急速報メール、広報車などで伝える。避難手段は徒歩と自家用車とし、車の場合は両地区とも所要時間5分を想定している。経路が泥流などで遮断された場合、消防による陸上からの救助のほか、県警、県へのヘリコプター出動要請も検討する。
両地区は、噴火による熱で雪が解けて融雪型火山泥流が発生し、被害の可能性がある須川流域にある。計画には地図、情報伝達系統図、緊急速報メールの例文を示した。観光地ではないため、観光客への対応は盛り込んでいない。
松田和巳防災対策課長は「火山泥流による被害想定を知らない市民も多い。避難計画を通して周知を徹底する」と話した。
山形市は暫定避難計画と噴火時の被害想定について、1日に住民説明会を開くほか、市のホームページでも公開する。マグマ噴火を想定した計画は、年度内に策定する。 ・・・平成27年(2015年) 05月01日金曜日、河北新報 配信より
私のコメント: 火口周辺警報(火口周辺危険)発令に関し、山形県から配信される記事の内容は、わかりやすい。