<箱根山>周辺半径1キロ立ち入り禁止 エリアの70人避難 |
箱根山は29日から火山活動が活発化。30日午後3時までに最大震度3の有感地震が計13回観測された。噴火などの衝撃で空気が振動する「空振」も断続的に観測され、30日午前7時20分ごろにはやや大きな空振があった。また、29日には新しい噴気孔と、粉状の降下物も確認されていた。
気象庁は29日夜の時点では「噴火は起きていない」としていたが、30日午前に神奈川県温泉地学研究所と合同で大涌谷周辺を調査したところ、新しい噴気孔の周囲の直径約60メートルに火山灰などが積もっているのを確認。噴気孔は直径約10メートルで、周囲40~50メートルには直径約30センチの噴石が飛散していたという。こうした状況から、噴火があったと判断した。火山灰は大涌谷から約3キロの地点でも観測された。
箱根山では、12~13世紀以来、噴火の記録がないが、今回と同規模のごく小さい噴火であれば起きていた可能性はあるという。記者会見した北川貞之・同庁火山課長は「地下深い所からマグマが供給されている可能性もあるが、現時点で大規模噴火につながるとは考えていない」と語った。【久野華代、阿部周一、澤晴夫】
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箱根山の噴火警戒レベルが、ごく小規模な噴火で、爆発的噴火を繰り返す桜島(鹿児島県)と同じ「3」に引き上げられたのは、火口域(大涌谷)と居住地が近いという特徴があるからだ。立ち入り禁止の範囲はレベル2の浅間山(半径2キロ)より狭く、気象庁は「今後噴火したとしても、影響は規制範囲(半径約1キロ以内)にとどまる」と説明する。危険性が箱根山全体に広がったわけではない。
箱根山には、記録に残る噴火が約800年起きていないという特徴もある。気象庁が29日に火山灰のような降下物を確認しながら噴火との判断を避け、翌日に噴火があったと発表した経緯からは、噴火に至る火山活動のデータが乏しいがゆえの判断の難しさもうかがえる。一方で、これが住民を混乱させた面も否定できない。
箱根山の噴火は、住民にも観光客にも初めてのことだ。過度な不安につながらないよう、気象庁や地元自治体は箱根山で起こっている現象や取るべき行動について、正確な理解につながる解説や情報発信を充実させてほしい。【久野華代】 ・・・ 平成27年6月30日(火)、毎日新聞 21時16分配信より
私のコメント: 気象庁は30日、箱根山(神奈川、静岡県境)の大涌谷で 噴火が発生したと発表し、噴火警戒レベルを2から3(入山規制)へ引き上げた。関係機関の方々は、今後も 更なる、注意が必要と思われる。
平成27年6月30日、島根県益田市において、郵政民営化 諸問題における現在に至るまでの論点、及び 宇宙開発事業団( National Space Development Agency of Japan, NASDA )、国立 研究開発法人 宇宙航空研究開発機構 (Japan Aerospace eXploration Agency, JAXA )、筑波宇宙センター( Tsukuba Space Center、TKSC )、種子島宇宙センター( Tanegashima Space Center、TNSC )、沖縄宇宙通信所( Okinawa Tracking and Communication Station, OTCS )における各通信上の問題に関し、知識を有している方との懇談を私は、持った。