NY株530ドル安、原油一時40ドル割れ、中国経済指標悪化で |
【ワシントン=小雲規生】21日の米金融市場は中国経済の減速が世界経済の成長にブレーキをかけるとの見方が強まったことで大きな値動きとなった。ニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均の終値は前日比530・94ドル安の1万6459・75ドル。ニューヨーク原油先物相場も一時、約6年半ぶりに1バレル=40ドルを割り込んだ。アジア、欧州株も軒並み大幅安で世界同時株安が加速した。
ダウ平均の下落は18日以来4日連続で、この間の下げ幅は6%を超えた。21日に発表された中国の製造業の好不況を示す購買担当者景況指数(PMI)が6年5カ月ぶりの低水準に落ち込んだことなどが響いた。
原油価格の下落も、中国経済の減速が原油の需要を減らすとの観測が広がったことが要因。米国で原油生産が高水準を維持していることも材料視された。原油価格は2008年7月に記録した過去最高値147・27ドルから7割超も安い水準に落ち込んでおり、さらに下落するとの見方もある。
外国為替市場では安全資産とされる円買いが進行。ニューヨーク外国為替市場では一時、約5週間ぶりの円高ドル安水準となる1ドル=121円82銭をつけた。
世界的な株安は米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策にも影響を与えそうだ。市場では9月16、17日の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ開始が有力視されてきたが、利上げ論が弱まるとの見方も出ている。 ・・・ 平成27年8月23日(日)、産経新聞 7時55分配信より
私のコメント: NY株530ドル安、原油一時40ドル割れ、 中国経済の減速が世界経済の成長にブレーキをかけるとの見方が強まったことで大きな値動きとなった。原油価格の下落も、中国経済の減速が原油の需要を減らすとの観測が広がったことが要因とのこと、ニューヨーク原油先物相場も一時、約6年半ぶりに1バレル=40ドルを割り込んだ。アジア、欧州株も軒並み大幅安で世界同時株安が加速した。外国為替市場では安全資産とされる円買いが進行しているために、今後、日本外務省による、日本の領土問題における、世界経済への説明展開、動向に関しても、景気判断の材料として、世界から注目されていくことになると思われる。