室堂に秋篠宮さま歌碑 立山、有志ら寄付金募り |
雷鳥の穏やかな様に心和めり
秋篠宮さまが2013年の「歌会始の儀」で詠まれた歌を刻んだ歌碑が、立山町の室堂ターミナル広場に完成し、25日に除幕式が開かれた。室堂平(2、450メートル)で見た国特別天然記念物・ニホンライチョウを取り上げている。(伊勢村優樹)
歌は「立山にて姿を見たる雷鳥の穏やかな様に心和めり」。歌碑の高さは百十二センチで、幅九十センチ。秋篠宮さまは一九九一年、第三回日本自然保護会議に出席するため来県。その際、訪れた室堂平で初めて野生のライチョウを目にし、ライチョウが人を怖がらない様子に感銘を受けた。
県の誇りとして歌を後世に残そうと、県内各界の有志らでつくる建立委員会が寄付金を募って建立。ライチョウの保全意識の向上も狙う。建立委の代表は県護国神社の栂野守雄宮司で、富山市ファミリーパークの山本茂行園長も名を連ねる。
天皇、皇后両陛下を迎えて十月に射水市で開催される全国豊かな海づくり大会前の完成を目指し、昨年から県内外から寄付金を集めてきた。
除幕式には、富山市内の小中高生の登山グループ「元服立山登拝」など約七十人が出席。栂野宮司は「大勢の観光客や登山者に歌碑を見てもらい、温かい心で自然に接してほしい」と、絶滅危惧種であるニホンライチョウの保護を強調。完成を万歳で祝った。 ・・・ 2015年8月26日、中日新聞 配信より
私のコメント: 富山県護国神社 栂野守雄宮司が、富山県の誇りとして、秋篠宮さまの歌を後世に残そうと、秋篠宮さまが2013年の「歌会始の儀」で詠まれた歌「立山にて姿を見たる雷鳥の穏やかな様に心和めり」を刻んだ歌碑が、立山町の室堂ターミナル広場に完成されて、その除幕式が開かれた。同様の試みが、各県において、引き続き、おこわれていきたいと願う。