4県議、混乱の自民県連に復党願…不満くすぶる |
保守系県議の対立で自民党山梨県連が混乱している問題で、同党を除名されたり、離党したりした県議4人が23日、県連に復党願を提出した。
復党願の提出は、来夏の参院選の候補者擁立を急ぐ党本部が県連一本化のため、要請したのが理由。多くの党員が望む対立解消に向け、一歩前進した格好だが、中には除名・離党のきっかけとなった党規違反となる行動を取った県議もおり、復党には不満もくすぶっている。
この日は、先に復党した臼井成夫県議(自民党・県民クラブ)と、浅川力三県議(同)が甲府市の県連会館を訪れ、県連会長代理の森屋宏・参院議員に4人分の復党願を提出した。4人は、いずれも県民クラブ所属の中村正則県議、高野剛県議、石井脩徳県議、水岸富美男県議。高野氏は2013年の参院選での対応を巡り除名され、他の3人は09年、14年の衆院選の対応が原因で離党した。
4人から対応を一任されているという臼井氏は提出後、甲府市の県議会議事堂で記者会見を開き、提出に至った経緯を説明した。
臼井氏は今月、復党願を出した4人とともに党本部で茂木敏充・選挙対策委員長と面会。その際、「来夏の参院選の候補者を至急決定してほしい。そのためには県連の一本化が前提になるので、全員に復党してほしい」と要請があったことを明らかにし、これを踏まえ、4人が決断したと説明した。
復党願を提出した県議らは取材に対し、「党幹部から言われたから入る」(中村氏)、「まだ復党できるか分からないので今は静観する」(高野氏)、「復党を機に挙党態勢を取り、保守王国を復活させたい」(水岸氏)などと話した。
県連によると、復党願は今後、県関係の同党国会議員の了承を経た上で、党紀委員会で承認するかどうかが決まる見通しだ。
森屋氏は復党願を受け取った後、「時間的余裕はない。党紀委員会の開催時期を調整する」と述べるにとどまった。
昨年12月以降、不在となっている会長の選出方法を話し合う県連の会合が4月から計3回、県議らの対立が原因で延期になったことを踏まえ、森屋氏は「これを機に(県議全員に)テーブルについていただき、議論を始めたい」と語った。
一方、峡東地域の党員男性は「党規違反で除名や離党に至った県議が復党して主導権を握ることになれば、また混乱が起きるのでは。これでいいのか」と不満を漏らす。
党紀委員の1人で、県連旧執行部に近い前島茂松県議は「互いに感情的対立を超え、県連発展に尽くしたい」と復党を歓迎。一方で「再び党規違反しないようけじめをつけ、党員に理解を得てほしい」と注文を付けた。 ・・・・ 2015年06月24日 、読売新聞 11時20分 配信より
私のコメント: 山梨県における、その関係されている方々からの政局安定へ、ご協力も、お願いしたい。山梨県における 政局が、その不安定化による、とばっちりについては、山口県やその近県までへ、それが、およんでくる。