コウイカ狙うイカシバ漁、漁師と下関沖へ
【下関支局長・貞松慎二郎】 海が苦手だ。
中学時代、同級生と島へ遊びに行き、ろくに泳げもしないのに沖へ出て溺れかけたことがある。それ以来、何となく海を避けてきたが、下関にいる記者が海を知らずしてどうする! との念に駆られ、先月、コウイカを捕獲する伝統の「イカシバ漁」に同行した。午前6時半、響灘に面した下関市の安岡漁港。漁に誘ってくれた地元の漁師梅野孝昭さん(64)から、長靴からカッパまで一式を手渡された。
「とにかく真っ黒になるんやから」。何度もそう言われたが、この時はまだ、「イカスミシャワー」のすさまじさが想像できなかった。船には梅野さんの次男晋也さん(39)も乗り込み、3人で沖合5キロの漁場へ向かった。20分近くで最初のポイントに到着。20メートル間隔で円筒形の網かごを30個ほど仕掛けたロープを動力でたぐり寄せていく。網かごには葉の付いたシバの枝が束ねて取り付けられている。海藻に産卵するコウイカの習性を利用して中に誘い込むというわけだ。
5~6匹入っている網かごがあれば、空っぽのときもある。その見極めの素早さと無駄のない動作は目を見張るばかりだ。さっと網かごを持ち上げては甲板に獲物を落とし、海に網かごを投げて戻す晋也さん。この日の海上は予想以上に風が吹いた。波の動きを読み、足を開いて踏ん張りながらの漁は体力勝負だ。別名スミイカと呼ばれるだけあって、勢いよく吐き出すスミでみるみるうちに辺りは真っ黒に。ローリング・ストーンズの「黒くぬれ!」ではないが、カメラにも容赦なく浴びせられ、豪快に笑う梅野さんの顔もスミまみれだ。晋也さんは度々、バケツで海水をくんで甲板を洗い流した。網かごには、オコゼ、メバル、タコ、ナマコと、コウイカ以外にも様々な海の生き物が入っていた。
船を移動させながら昼までに12カ所回り、250匹程度のコウイカを収穫。それでも梅野さんは「例年ならこの時期は400~500匹捕れてもいい」。漁に出るのは一日おきで、「これくらいじゃ商売にならん」と不満そうだった。漁は毎年、2月15日に解禁され、4月いっぱい続く。イカシバ漁を始めて35年になる梅野さん。さかんに漁に出た安岡地区の船も高齢化と後継者不足で今や4隻しかない。梅野さん自身、大病を患って1年間、漁を休んだが、脱サラした晋也さんのおかげで復帰できたという。
「伝統を絶やしちゃいけん。息子にはまだ任されん。わしに時間があるうちに覚えてもらわんと」。その口調から、海の男の気概が伝わってきた。 ・・・ 2015年04月16日 朝日新聞 配信記事より
私のコメント : 朝日新聞 下関支局長・貞松慎二郎氏は、山口県 山口市 山口支局に勤務された後に、当時の私との対応案件を携えられて、当時の小泉政権下においては、小泉純一郎首相 詰め担当報道記者を歴任をされている。


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