益田で未明に竜巻か 18棟被害 |
◇店舗や住宅、車60台も破損
24日午前2時40分頃、益田市中吉田町付近の民家や店舗など少なくとも18棟で、屋根の一部が剥がれたり、ガラスが割れたりする被害が出た。けが人はなかった。松江地方気象台は現地調査を行い、「竜巻の可能性が高い」と結論づけた。被害に遭った住人らは、声を震わせて当時を振り返った。(岡信雄、熊谷暢聡、宮地恭平)
同市などによると、被害を確認したのは、店舗12棟と民家4棟、ビニールハウス2棟、車約60台。JR益田駅を含む南北約2キロ、幅100~150メートルの帯状に被害が出ていた。「島根ダイハツ販売益田店」では、展示車など車約50台が石などの飛来物でガラスが割れるなどした。付近の数十戸で一時停電も起きた。
現場は日本海まで最短1キロ程度の平らな土地で、店舗や民家が立ち並んでいる。
松江地方気象台の職員らでつくる「気象庁機動調査班」8人は午後1時頃から2時間余り、現地で二手に分かれ、民家や店舗を回って当時の気象の変化や音の特徴を聞き取ったり、物が飛来した範囲や外壁の剥がれ方を観察して書き留めたりしていた。
その結果、▽当時、上空の寒気の影響で大気の状態が不安定となり、付近を積乱雲が通過していた▽被害や痕跡が帯状に分布している▽北風や南風が吹いていた▽「ゴー」という音の移動があったという複数の証言を得た――などを根拠に、竜巻の可能性が高いと判断した。突風の強さを6段階で表す尺度「藤田スケール」で、下から2番目の「F1」(風速33~49メートル)と推定した。
◇風速33~49メートル「壁、宙舞った」
当時、自宅で寝ていた女性(55)は「『ドーン』という音がして目が覚めた。窓を開けると自宅前の店の壁が剥がれ、紙のように宙を舞っていた」。農業大場尚俊さん(49)は所有するビニールハウス2棟が壊れた。自宅で寝ていると、あられが降ったような「バシャバシャ」という音が10分ほど続いたという。「ハウスの修理が大変。まさかこんなことになるとは」
60歳代の主婦は「不気味な音で目が覚めたら、寝室の窓ガラスがすごい音で割れた。今までで一番家が揺れた」。無職渋谷修さん(67)方は自宅の屋根瓦100枚以上が剥がれた。渋谷さんは「『ゴー』という音がした。地響きもしたようで稲光も見た」と話した。
島根ダイハツ販売益田店では、展示場の新車や中古車、客から預かっていた車など約50台に被害が出て、社員らが車をシートで覆うなどの作業に追われた。大庭正一店長(56)は「被害額は1000万円近いのでは。2、3月は一番忙しい時期なので休むわけにもいかない」と肩を落とした。
斜め向かいの24時間営業のスーパー「キヌヤ中吉田店」は、軒先の一部が剥がれた。当時、店内は従業員3人だけだった。店の防犯カメラには、駐車場の軽乗用車が風で1メートル近く移動する様子が映っていた。
経営する小料理店の屋根が吹き飛び、今回の突風被害で、建物が唯一の「半壊」とされた女性(71)は「大家さんの考え次第で、店を続けられるか心配」と話していた。
・・・ 平成28年2月25日(木)、 読売新聞 配信より
私のコメント: 気象庁による、天気予報は、各 関係地域においても、その配慮されていきたい。

































