<日伊首脳会談>世界経済再活性化には「機動的な財政出動」 |
【フィレンツェ前田洋平】安倍晋三首相は2日昼(日本時間2日午後)、イタリアのフィレンツェでレンツィ首相と会談し、世界経済を再活性化するため、主要7カ国(G7)による機動的な財政出動が必要という認識で一致した。26、27両日に開かれる主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)の成功に向けて連携することも確認した。
安倍首相は「原油価格下落や中国経済の減速、テロ・難民問題など予見しがたいリスクがあり、対応を誤ると世界経済は一気に危機に陥る危険性がある」と懸念を表明。レンツィ氏は、G7が財政出動で明確なメッセージを打ち出すために「日本のリーダーシップに期待したい」と応じた。両首脳はG7がテロ問題への対応を主導していくことでも一致した。 ・・・ 平成28年5月2日(月)、毎日新聞 20時45分配信より
私のコメント: 平成28年5月、ドイツを訪れている日銀の黒田総裁は、「今のような円高というのは、経済にとって好ましくない影響を与えるおそれは、あるというふうに思っている」と述べ。黒田総裁は、記者団の取材に応じ、一時、1ドル = 106円台前半まで進んだ円高についても、「経済の実態や、物価に与える影響を注視する」と述べている。プラザ合意。