財政出動、G7の足並みそろわず 財務相会議閉幕 |
仙台市で開かれた主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議は21日、2日間の日程を終えて閉幕した。各国は金融政策、財政政策、構造改革で世界経済の成長を支えることを確認した。ただ、財政出動で需要を生み出そうと訴える日本などに対し、ドイツなどは慎重な姿勢を崩さず、足並みはそろわなかった。
各国は、英国のEU離脱をめぐる国民投票が6月にあるなど、世界経済の不確実性が増しているという認識を共有。議長を務めた麻生太郎財務相は閉会後の記者会見で、「各国と胸襟を開いて議論し、ゆるぎない連携、協調の精神を改めて確認できた」と述べた。
日本が足並みをそろえるべきだと主張した積極的な財政出動には、もともと財政規律に厳しいドイツや、キャメロン首相の下で財政再建を進める英国が消極的な意見を唱えた。結局、各国の状況を踏まえて金融、財政政策、構造改革をバランスよく進めるとの合意にとどまった。
・・・ 平成28年5月22日(日)、朝日新聞デジタル 00時19分配信より
私のコメント: 仙台市で開かれた主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議は21日、2日間の日程を終えて閉幕した。各国は金融政策、財政政策、構造改革で世界経済の成長を支えることを確認した。積極的な財政出動には、もともと財政規律に厳しいドイツや、キャメロン首相の下で財政再建を進める英国が消極的な意見を唱えた。プラザ合意との対応のもと、財政出動で需要を生み出そうと訴える日本は、プラザ合意における、その分析も、更に、必要かと考えられる。