NY株続落、原油安や英EU離脱への懸念で(10日) |
【ニューヨーク株式市況】
6月10日金曜日-米国株式市場は続落。原油安と英国の欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票を23日に控え世界経済に対する懸念が高まり、米国株式市場は値を下げ、資金は、安全資産とみられる米国債や円に流れました。個別銘柄です。英国のEU離脱問題だけでなく米国の利上げ時期をめぐる不透明感などから、金融株の売りが優勢となりました。ゴールドマン・サックスは2.1%安、JPモルガン・チェースも1.4%安で引けました。前日から利益確定の売りがでている原油相場は、この日も下落しニューヨーク原油先物は3%以上下落しエネルギー株も下げました。エクソン・モービルとシェブロンは、ともに0.8%安。一方でこの日上昇したのはインテルで、0.3%高。アップルから受注を獲得したとのブルームバーグ報道が買い材料となりました。半面、報道を受け主要サプライヤーのクアルコムの株価は2.1%下落。報道によりますと、インテルのモデムチップはAT&Tの米通信網向けのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」、および海外市場向けの機種に搭載される見込みです。ただ中国で販売されるiPhoneにはクアルコムのチップが搭載される見通しということです。今週1週間では、ダウ平均は0.3%上昇しましたが、S&P総合500種は0.1%の下落、ナスダックは1%の下落です。ダウ平均の構成銘柄は、全般的に軟調に引けました。下落したのは、ゴールドマン・サックス、ボーイング、キャタピラーなどで、上昇したのは、ベライゾン、コカ・コーラ、インテルなどでした。ロイターの我謝京子がニューヨークからレポート。 (ニューヨーク 10日 ロイター) 最終更新:6月11日(土)5時48分 ・・・ 平成28年6月11日(土)、ロイター 5時48分配信 より
私のコメント: 原油安と英国の欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票を23日に控え世界経済に対する懸念が高まり、米国株式市場は値を下げ、資金は、安全資産とみられる米国債や円に流れた。