全高校に選挙公報配布 授業教材で活用 静岡県内 |
選挙権年齢が18歳以上に引き下げられたことを受け、静岡県選挙管理委員会は参院選(10日投開票)の選挙公報を県内の全公立、私立高校に発送した。国政選挙の選挙公報を高校に配るのは初めて。各高校は主権者教育の一環として授業の教材として使ったり、生徒に配ったりするなど、活用法を模索している。
新聞折り込みなどを通じて各世帯に届けている選挙公報。県選管の担当者は高校への配布について「投票に行く上で必要不可欠な情報が掲載されているので、新たに有権者になった生徒にできるだけ閲覧してほしいと考えた」と説明する。
島田市の県立金谷高は4日、公民の「新聞購読」の授業で選挙広報を活用し、政治をテーマにしたグループ討論と模擬投票を行った。3年生57人が選挙広報を熟読した後、4~5人のグループに分かれて意見交換した上で、それぞれ支持する候補者を決めて1票を投じた。
選挙公報を読んだ3年の海野捺女さん(18)は「女性の活躍や子育てを後押しする政策を打ち出している候補者に魅力を感じた」と話す。一方で生徒からは選挙公報について「絵やイラストを挿入して分かりやすくしてほしい」などの意見も出た。
静岡市立清水桜が丘高は6月下旬、全クラスで主権者教育のための特別講座を開いた。選挙公報の内容を紹介し、選挙違反に関するケーススタディーなども行った。
県教育委員会の担当者は「選管と連携し、さまざまな媒体を使って広い政治的視野を持つ高校生の教育を推進していく。選挙公報もその手段の一つとして活用したい」と話した。 静岡新聞社 ・・・ 平成28年7月6日(水)、静岡新聞 17時0分配信より
私のコメント: 選挙権年齢が18歳以上に引き下げられたことを受け、静岡県選挙管理委員会は参院選(10日投開票)の選挙公報を県内の全公立、私立高校に発送した。国政選挙の選挙公報を高校に配るのは初めて。静岡県 以外における 他の都道府県 選挙管理委員会でおいても、今後、更に、試みていただきたいと願う。