<都知事選>「自民党への挑戦だ」小池氏に都議反発 |
「退路を断つのが私の生き様」「崖の下にパラシュートなしで落ちる覚悟」--。自民党衆院議員の小池百合子元防衛相(63)が6日、自民党東京都連の推薦可否の判断を待たずに都知事選への出馬を正式に表明した。自身に対する「包囲網」が狭まった状況を強調しながらも、都議会冒頭解散を公約に掲げて都議会自民党との全面対決を示した姿勢に、都連内には波紋が広がった。
小池氏は6日夕に都内で開いた記者会見で、都連の推薦がないままでの出馬について「しがらみなく都民の目線で戦えるということで、吹っ切れたところもある」と述べた。
その上で、都連が前岩手県知事の増田寛也元総務相(64)を推す動きを見せていることに対し「ブラックボックスのようだった。その思いは所属議員に共通している。都連とひとくくりにされても、いろいろな思いがある」と述べた。
都議会最大会派の都議会自民党については、さらに厳しい言葉を投げた。「知事が2代続けて辞めたのは、都合が悪くなると捨てられたから」と暗に批判した。さらに「都民と都議会が分裂している」と続けた。
知事が議会を解散できるのは、不信任案が可決された場合に限られるが、小池氏は「その可能性はある。そうなれば都民の声を聞いてみたい」と述べた。
出馬の理由について「ダイナミックに変えるところは変えるリーダーが必要。女性という観点は全く新しい切り口」と語った。「18歳選挙権」に触れながら「SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)も活用し若い方にも考えが届くようにしたい」とした。
小池氏から「挑戦状」を突きつけられた形の都連からは、憤りの声が上がった。
ある幹部は「自民党への挑戦だ。選挙にどれだけのお金がかかると思っているのか。当選しても都議会はオール知事野党になる」と切って捨てた。
別の都議は「都連に不満があるからといってけんかを売るような発言は、強いリーダーシップで東京を何とかしたいという主張と矛盾している」と反発した。【川畑さおり、柳澤一男、円谷美晶】 ・・・ 平成28年7月6日(水)、毎日新聞 21時31分配信より
私のコメント: プラザ合意、郵政民営化 途上における問題、一村一品運動、 TPP ・・・