<内閣改造>石破氏、閣外望む 岸田氏残留で派内に不満も |
石破茂地方創生担当相が3日の内閣改造で閣外に出る意向を固め、安倍晋三首相に伝えたのは、2018年9月の自民党総裁の任期切れに向け、「ポスト安倍」の布石を打つ狙いからだ。閣内で独自色を出すのは困難で、周辺から「野に下る」よう求める声が強まっていた。一方、石破氏とともに次期首相の有力候補とされる岸田文雄外相は今回も留任するため、岸田派内で「チャンスがしぼみかねない」との不満も出ている。【田中裕之、高橋恵子】
石破氏は1日夜、周辺に「(自身が出馬した)12年総裁選は反民主党政権という大義があった。次の総裁選は簡単ではない。なぜ自分が首相を目指すのか、整理をしたい」と説明。2日の記者会見でも「政策面で錬磨を図らなければならない。エネルギー、社会保障、日本の持続可能性をどのように維持していくかを考える」と語った。
首相と石破氏は野党時代の12年9月の自民党総裁選で対決。首相が地方票で圧倒的人気を誇った石破氏を幹事長に起用した。同年12月の政権奪還後も続投させ、14年9月からは地方創生担当相に据えていた。首相としては、地方の人気が高い石破氏を封じ込める狙いもあったとみられる。
これに対し、石破派には「飼い殺しだ。閣外で自由に発言すべきだ」(中堅議員)との不満が高まっていた。首相が今回の党役員人事で総裁任期の延長を容認した二階俊博総務会長を幹事長に起用することにも、「言うことを聞く人だけが出世する」との反発も出た。財政規律派の石破氏は、首相が決定した来年4月の消費増税の再延期にも懐疑的だったとされ、路線の違いも決断につながったとみられる。
ただ、石破氏は無役となる見通しで、求心力を失うリスクも伴う。自民党関係者は「無役に耐えられるのか」と指摘。「非安倍勢力」の結集を警戒する首相周辺からは「改造のたびに話題を振りまくが、閣外に出れば存在感はない」とけん制する声が出ている。首相との対立に発展する恐れもあり、石破氏は大きなかけに出たと言えそうだ。
一方、岸田氏は2日の記者会見で「人事は首相が判断するもので、コメントは控えたい」と述べるにとどめた。首相は官邸主導の外交を強めており、岸田派幹部は「閣内で埋没しかねない」と懸念。石破氏の決断に対し、「アベノミクスや党運営への反発、いろんな受け皿になるだろう。巻き返された」(若手衆院議員)との焦りも漏れた。
入閣待機組には「岸田氏が閣外に出ないとポストが回ってこない」との不満もあり、派内の結束も課題になる。閣僚経験者の一人は「総裁任期がどうなろうが、次回総裁選に石破氏は必ず出る。岸田氏は首相からの禅譲しか道はないのではないか」と語った。 ・・・ 平成28年8月2日(火)、毎日新聞 21時27分配信より
私のコメント: 石破派は、「飼い殺しだ」。官邸主導の外交、アベノミクスへの反発も ・・・ 入閣待機組は「岸田氏が閣外に出ないとポストが回ってこない」との不満も・・・


















































