鳥取の地震禍 梨落果、選果場も・・・ 復旧支援策を検討 JAグループ |
震度6弱を観測した鳥取県中部を震源とする地震から一夜明けた22日、県内各地で被害が明らかになってきた。震源地に近いJA施設や組合員宅で建物に被害が出た他、特産の梨の一部で落果が発生。選果施設も被害を受けたため、今後の出荷への影響が懸念される。JAグループ鳥取は21日、高見俊雄JA県中央会会長を本部長とする対策本部を設置。状況把握に努め、復旧支援対策を早急に進める考えだ。
県によると、一部の園では8割程度が落果。22日までの被害金額は、倉吉市と湯梨浜、北栄、琴浦の3町合わせて5410万円に上った。
JA鳥取中央東郷梨選果場(湯梨浜町)で22日、JA東郷果実部の寺地政明部長が、選果機の製造業者らと被害状況を見て回った。階段や休憩室横の通路は天井が抜け、崩れ落ちた資材が道をふさいだ。来週からの予定だった「王秋」の選果は1週間延期する。寺地部長は「正常に動くかどうか分からない」と不安げだが「長期的に出荷を延ばすと、木になった梨が過熟になって商品にならない。徹夜してでも直さないと」と復旧を急ぐ。
同町の山田均さん(59)は、11月下旬に収穫予定だった「愛宕」20アールで被害を受けた。例年約10トンを出荷するが、6、7割が落ちた。JAは、収穫が近い「王秋」は落果した物も選果場に出すよう、農家に呼び掛ける。卸売市場に協力を仰ぎ、外観の良い物は買い取ってもらう考えだ。「一円でも多く農家に渡したい」との思いで理解を求める。 日本農業新聞 ・・・ 平成28年10月23日(日)、日本農業新聞 7時0分配信より
私のコメント: 震度6弱を観測した鳥取県中部を震源とする地震、鳥取県内各地で被害が明らかになってきている。 関係する各自治体職員からも、引き続き、今後の余震にも 気を配っていってもらいたいと願う。祭政一致。・・・・・