交渉「メキシコ重点」…米カナダ首脳会議 |
【ワシントン西田進一郎】トランプ米大統領は13日、カナダのトルドー首相とホワイトハウスで初めて会談した。会談後の共同記者会見で、トランプ氏は両国とメキシコによる北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉に改めて意欲を示しつつ、メキシコとの関係が「極めて不公平だった」と強調。再交渉はメキシコとの関係の見直しが中心になる考えを示した。カナダとの関係については「微調整していく」と語った。
トランプ氏が大統領就任後に会談した外国首脳は、10、11両日の安倍晋三首相に続き、トルドー氏が4人目。両首脳が発表した共同声明は、自由で公平な貿易を進めるために協力していくことが重要との認識で一致したと明記した。
NAFTA再交渉を巡っては、トルドー氏は「国境を越えるモノやサービス、人の円滑で簡単な移動」が両国の雇用を支えていると指摘。両国経済の統合を進めることが双方の中間層にさらなる機会を与えることになると強調し、雇用創出に向けた協議をしていく考えを示した。トランプ氏は「カナダとは素晴らしい貿易関係があるので、微調整していく」と述べる一方、「南の国境での(メキシコとの)取引は長い間、米国にとって極めて不公平だった」と指摘。「公平な取引」を目指して見直し交渉を進める考えを示した。
トランプ氏が大統領令に盛り込んだ難民の受け入れ停止について、トルドー氏は「我々は安全保障を損なうことなく、移民や難民に対して開放的な政策を引き続き追求していく」と語り、政権発足後に約4万人のシリア難民を受け入れてきたことなどを紹介。トランプ氏は「悪い人たちを(米国に)入れることはできない。この政権の間、そんなことは許さない」と自身の政策の正当性を強調し、温度差が浮き彫りになった。
ニュースサイトで読む: http://mainichi.jp/articles/20170214/k00/00e/030/185000c#csidxfb63863a4bc8d1d8a8b7b168b3447d8
Copyright 毎日新聞 ・・・ 毎日新聞 2017年2月14日 11時39分(最終更新 2月14日 13時50分) 配信より
私のコメント : 2017年2月13日、 トランプ米大統領は13日、カナダのトルドー首相とホワイトハウスで初めて会談した。会談後の共同記者会見で、トランプ氏は両国とメキシコによる北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉に改めて意欲を示しつつ、再交渉はメキシコとの関係の見直しが中心になる考えを示した。カナダとの関係については「微調整していく」と語った。
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