加計文書、任意で個人パソコンも調査 文科相表明
松野博一文部科学相は13日の閣議後記者会見で、学校法人「加計学園」(岡山市)の国家戦略特区での獣医学部新設を巡る文書の追加調査に関し、職員本人が応じれば個人のパソコンについても調べる方針を明らかにした。結果の公表時期は「速やかにまとまり次第」として明言しなかった。
5月に実施した調査では、特区を担当する専門教育課の共有文書と担当職員7人への聞き取りを中心に実施し「存在を確認できなかった」と結論づけた。ただ個人のパソコンを対象外とするなど、「調査が不十分」との指摘を受け、追加調査では共有文書の調査対象を大学の設置認可を担当する部署などにも広げた。
聞き取り調査は、前回の7人に加え、民進党が入手したメールの送受信先に名前がある職員20人前後も対象とする。本人が応じた場合、個人のパソコン内の文書も調べる。
問題の文書は5月17日の衆院文部科学委員会で民進党が示した。昨年9~10月に文科省内で作られたとされ、獣医学部の新設を認める国家戦略特区に関し、内閣府からの伝達事項として「官邸の最高レベルが言っていること」「総理のご意向だと聞いている」などと記載されていた。
文科省は調査の結果、5月19日に「該当する文書は確認できなかった」と発表。しかし前川喜平前文科次官が同25日に開いた記者会見で「文書は確実に存在していた」と証言。今月2日には文書を省内で共有していたメールの記録資料を民進党が公表するなど、存在を示す証言や資料が相次いで明らかになっていた。
・・・ 平成29年6月13日、日本経済新聞 12:03 配信より
私のコメント : 平成29年6月13日、松野博一文部科学相は13日の閣議後記者会見で、学校法人「加計学園」(岡山市)の国家戦略特区での獣医学部新設を巡る文書の追加調査に関し、文科省 専門教育課 職員が応じれば個人のパソコンについても調べる方針を明らかにした。結果の公表時期は「速やかにまとまり次第」として明言しなかった。問題の文書は5月17日の衆院文部科学委員会で民進党が示した。昨年9~10月に文科省内で作られたとされ、獣医学部の新設を認める国家戦略特区に関し、内閣府からの伝達事項として「官邸の最高レベルが言っていること」「総理のご意向だと聞いている」などと記載されていた。文科省は調査の結果、5月19日に「該当する文書は確認できなかった」と発表。しかし前川喜平前文科次官が同25日に開いた記者会見で「文書は確実に存在していた」と証言。