日本とEUの経済連携協定 早期の大枠合意へ 週明け詰めの調整 |
これまでの交渉で、焦点の1つとなっている農産物の関税について、日本は、TPP=環太平洋パートナーシップ協定の合意内容の水準までは譲歩が可能だとしています。
豚肉は価格の低いものにかけている、1キロ当たり482円の関税を段階的に50円に引き下げる案をEU側に示しています。
また、チーズは一部の品目で、29.8%の関税を将来的に撤廃することを検討しているほか、ボトルワインについても、1リットル当たり最大125円の関税をなくす方向です。
一方、EUは日本の要求に応じる形で、乗用車にかけている10%の関税を一定の期間をかけて撤廃するとした譲歩案を示しているということです。
来週開かれる双方の首席交渉官による非公式の会合では、こうした案を中心に一段と突っ込んだ議論が交わされるものと見られ、早期の大枠合意を目指して、詰めの調整が進められる見通しです。・・・ 平成29年6月17日、NHK NEWS WEB 4時49分 配信より